2015年春に開業を予定している北陸新幹線ですが、北陸新幹線に投入される車両「E7系・W7系」は、長野-金沢間の開業に先立ち2014年3月より長野新幹線あさまとして運行することが決まっています。2013年12月より営業時間外の夜間の長野-東京間の試験走行が行われていましたが、2014年1月8日より日中の試験走行が始まりました。1月9日にたまたま(?)群馬県の高崎駅にて試験走行に出くわしたので、車両の様子です。
9日の16時40分ごろに長野を出発したE7系F1編成は、高崎駅にて停車していました。大宮駅まで来るものだと思っていたのですが、駅員さんに聞いて見ると、大宮まで来ないということなので、高崎まで移動。上越新幹線「とき」から降りると11番線にて停車していました。
もともと試運転があるとわかっていて撮影に行ったわけではないので、一眼レフではなくiPhoneで撮影しています。あと昼の試験走行が開始されたのですが、撮影しているのは日が落ちた午後6時頃です。
長野新幹線のE2系は8両編成でしたが、E7系は12両編成。
12号車。長野・金沢側の先頭車両。フェラーリ・エンツォフェラーリや新幹線E6系電車のデザイナーが監修の車両です。
フロントガラスは特徴的な流線型。500系に似ています。このガラスを製造しているのは富山県砺波市の新光硝子工業。先日TBSの「夢の扉+」で紹介されました。
長野から高崎までやってきたので、尾灯がついてました。
長野・金沢側の先頭車両はグランクラスです。先日金沢駅に展示されたグランクラスシートの様子をレポートしましたが、こちらは本物。ただしシートはすべてブラインドが降りており、中は見えず。
運転席への入り口。F1編成です。F2編成はこの日長野で待機。F3編成は仙台へ陸揚げ中でした。
乗務員の習熟訓練も兼ねているので、オブザーバーや試験担当者が乗車しているのが見えました。
デッキ部分が長いため、座席の窓は6つ。
グランクラスのロゴ
飾り柱。仙台でメディアに公開した時にはなかったカバーがかかっていました。
連結部分
11号車。グリーン車です。
試験用の配線でしょうか。
洗面台が見えます。
トイレが右に見えます。
こちらは普通車のデッキ
7号車にあるパンタグラフ。
7号車。7号車は車椅子対応車両なので、車いすの出入りができるよう大きめの扉です。
デッキも広め。公衆電話がありました。
車いすのまま利用できるトイレ
連結部分
6号車
5号車
3号車のパンタグラフ。1編成に2つあるようです。
1号車、東京側の先頭車両です。
こちらはグランクラスやグリーン車ではなく普通席。
運転室への入り口。
再び12号車へ。
さきほど赤ランプがついていた金沢側先頭車両が、ヘッドライトを点灯していました。これから長野へ戻るようです。
18時23分、高崎から長野へ向けて出発しました。動画はこちらから。
なお、W7系は4月中旬に金沢港へ神戸の川崎重工から運ばれる予定です。金沢港から白山総合車両基地まで陸送し白山総合車両基地で編成、その後金沢富山間の試験走行に入ると思われます。新幹線の乙種輸送が石川県で見られるかもしれません。