2024年9月23日(月・祝)、石川県小松市の航空自衛隊 小松基地にて「小松基地航空祭2024」が開催されました。去年は不参加だったブルーインパルスが、2年ぶりに参加しました。
2日前に発生した能登半島の集中豪雨の影響で、小松基地は災害派遣の航空機の拠点となっており、急遽規模を縮小しての開催となりました。
目次
アクセス
小松市役所や、鉄鋼団地、コマニーなどに無料の駐車場が用意されており、北鉄のシャトルバスが運行しています。
朝6時ごろ、東門の開門待ちの列
先頭の方は何時から並んでるんでしょうか。
正門の開門待ち。シャトルバスはこちらに並びます。シャトルバスの待ち時間や運航開始時間を考慮すると、各駐車場から小松基地まで徒歩50分ほどを歩いてきたほうが早く着きます。
手荷物検査を受けて、小松基地へ入場
あいにくの天気でしたが、大勢の来場者となりました。
今回は能登半島地震からの復興もテーマとなっています。
地上展示
地上に展示された航空機を見ていきます。
306飛行隊 F-15J #930
航空自衛隊70周年記念塗装
F-15J #918
303飛行隊 F-15J #859
北陸新幹線をイメージした特別塗装
F-15J #843
F-15J #837
どの機体も、航空自衛隊 70周年記念のステッカーが貼られています
飛行教導群アグレッサーのF-15DJ
F-15DJ #082
F-15DJ #090
F-15DJ #087
F-15DJ #070
F-15DJ #095
小松救難隊 UH-60J #612
UH-60J #614 は展示しつつ災害派遣に従事
小松救難隊 U-125A #028
三沢基地から 301飛行隊のF-35A #709
来年から、小松基地の303飛行隊もF-35への更新が始まります。
外来機としてF-35が飛来するのは、今年が最後になります。
百里基地から第3飛行隊のF-2A。今年の航空祭、外来の戦闘機はこのF-2とF-35の2機のみ。
ブルーインパルス T-4 1番機 #790
ブルーインパルス T-4 2番機 #787
ブルーインパルス T-4 3番機 #697
ブルーインパルス T-4 4番機 #692
ブルーインパルス T-4 5番機 #693
ブルーインパルス T-4 6番機 #694
ブルーインパルス T-4 予備機 #666
ゲートガードとなたF-4EJ #404
F-15DJ #092
F-15J #941 は兵装展示
F-15J #906 を使用して油圧動作展示
F-15J #929 からF100エンジンを取り出して展示
残りの航空機は、アラートハンガーや303飛行隊の掩体地区に移動していました。ハンガーにはF-15DJ #094 と306飛行隊のT-4が見えます。
アグレッサーの T-4 #667
格納庫では、各飛行隊の交流ブース
恒例のアグレッサー人気投票。今年は074号機が1位でした。
エプロン南側は、災害派遣に従事する陸上自衛隊の航空機が駐機
頻繁に能登方面へ飛行していました。
ほくりくアイドル部の皆さん
306飛行隊の隊旗
なぜか半分まで破れたアグレッサーの隊旗
ANAやJALのコンテナ展示
展示飛行
オープニングフライト
303飛行隊のF-15J 4機が、それぞれタッチアンドゴー
朝から降り続いた雨の影響か、編隊飛行もありませんでした。
第303飛行隊 F-15航過飛行
第303飛行隊のF-15 2機による航過飛行です。もともとの予定や予行では機動飛行でしたが、能登半島で発生した災害に配慮してか、予定が変更になりました。
#859 のエンジン始動。飛行中、会場に背中を向けることはなかったので、エアブレーキのドラゴンはここでしか見れませんでした。
滑走路に向けてタキシングし離陸
#843 も続いて離陸
1機づつ一度タッチアンドゴー
そしてすぐに着陸となりました。
第306飛行隊 F-15航過飛行
306飛行隊もスぺマとノーマル塗装の2機が上がります。
#930
#918
フィンガーチップ隊形
この時間になると雨がいったん止んで日が差し、スぺマを順光で撮影できました。
残念ながら、会場からは背中は見えませんでした
今度は車輪を出しての飛行
ブルーインパルス
1~6番機がそれぞれ離陸。
離陸直後、能登から災害関連のヘリが飛来。災害派遣を優先させるのでブルーインパルスは上空待機。
デルタローパス
直前まで晴れていましたが、ブルーインパルスが始まる頃に会場上空に低い雲が到達。5区分での実施となりました。
リーダーズベネフィットローパス
去年の小松基地航空ではブルーインパルス不参加だったため、2年ぶりのブルーインパルスの飛行です。
ポイントスターローパス
隊形を変えて、編隊飛行のみの展示。アクロバット飛行はありません。
グランドクロス・ローパス
アローヘッドローパス
ダブルラインローパス
フェニックスローパス
以上で終了となりました。
救難展示
U-125A # 028 が離陸
UH-60J #614
メディックの降下と救助者のつり上げのデモを実施しました。
アグレッサー
#090がエンジン始動
#095もエンジン始動。タキシング。
#095は去年の11月に塗装されたので、これが航空祭デビュー
予行では3機での機動飛行でしたが、2機の編隊飛行に変更
それぞれローパス
2機の編隊飛行
会場上空でブレイク
着陸
アグレッサーのフライトは以上で終了となりました。
クロージングフライト
スぺマを含め、F-15 が303から4機、306 から4機の8機が上がります。
306飛行隊 F15DJ #088
F-15J #934
F-15J #930
F-15J #911
303飛行隊 F-15DJ #058
F-15J #862
F-15J #843
F-15J #859
306飛行隊のアローヘッド
303飛行隊のエシュロン
最後に8機の大編隊
以上ですべてのフライトが終了となりました。
来年からは、小松基地の303飛行隊のF-35への更新が始まります。F-15の数も、徐々に減っていくものと思われます。
災害派遣
航空祭の展示ではありませんが、災害派遣対応のヘリコプターが頻繁に離発着していました。
UH-60J #614
UH-1J #41914
UH-1J #41927
UH-2 #45158。UH-2は早くも任務に投入されているようです。
大阪市消防局のユーロコプターAS365 JA100F
ブルーインパルスの前に飛来した 愛知県防災航空隊ベル412 JA23AR わかしゃち
陸上自衛隊のCH-47J 2機
民間機
小松空港への民間機も、航空祭の最中に離発着します。
航空機の離着陸に合わせて、ANAやJALの宣伝アナウンスが会場に流れます。
帰投
ブルーインパルスは珍しく当日に松島基地へ帰投。F-35もお帰り。F-2が翌日の帰投となりました。