陸上自衛隊 金沢駐屯地 創立74周年記念行事

2024年4月28日(日)、石川県金沢市に所在する陸上自衛隊 金沢駐屯地にて、創立74周年記念行事が開催されました。観閲式、模擬戦闘訓練展示、装備品展示、体験試乗などが行われました。令和6年能登半島地震の災害派遣の拠点となっており、規模を例年より縮小しての開催となります。

一般開放は8時半から15時。入場無料。

金沢駐屯地へ。手荷物検査を受けます。

会場案内図とプログラム

入り口には74式戦車。74式戦車は2024年3月に、全車が退役となりました。本州には戦車部隊は所在せず、16式機動戦闘車が代わりに配備されています。

退役したUH-1H #41656

UH-1J #41840がグラウンドに置かれてました。以前はなかった気がしますが、隊員さんに聞いたらこちらも退役した機体とのこと。

模擬店やグッズ販売。

災害時に真っ先に駆け付けるFAST-Force の車両の展示。

災害派遣の弾幕がついたままの車両がずらり。今も300人以上の隊員が能登に派遣されています。

グランドでは観閲式の準備。第10音楽隊が入場。

観閲部隊となる第14普通科連隊も入場

駐屯地司令 第14普通科連隊長。

国旗

観閲

来賓祝辞。ヒゲの隊長こと参議院議員 佐藤正久。

観閲行進

第10音楽隊

第14普通科連隊 副連隊長。今年は車両はこの82式指揮通信車のみ。規模を縮小しての開催です。

第14普通科連隊の各中隊の皆さん

第10音楽隊の演奏。まれの主題歌や、ジャンボリミッキーなど。

オートバイドリル

バイクに発煙筒をつけての虹のパフォーマンス

訓練展示は、災害派遣と戦闘展示の2つ。

UH-1J #41847 から偵察隊が降下

地上からもFAST-Force が駆け付けます。

要救助者を倒壊した家屋から救い出して搬送。次の現場へ。

つづいて戦闘訓練展示。豊川駐屯地の第10高射特科大隊から93式近距離地対空誘導弾。

豊川駐屯地から中部方面特科連隊 第2特科大隊のFH70。

今年の3月に組織改編が行われ、特科は第10師団管轄ではなくなってます。

FH70の空包射撃。ピントとタイミングを外しました。

第14普通科連隊の軽装甲機動車と高機動車

第10偵察戦闘大隊の87式偵察警戒車。こちらも今年の3月に今津駐屯地の第10戦車大隊と、春日井駐屯地の第10偵察隊が統合し第10偵察戦闘大隊となってます。

各車両および隊員が射撃しながら敵陣地を制圧。

今年は敵役やヘリ、戦車は無し。戦車は本州からいなくなったので無いのは当たり前なのですが、16式機動戦闘車も無し。

災害派遣でそれどころではなかったのでしょうが、それでもできる限りの展示を行ってくれました。

以前はしゃちほこが描かれていたこの車両も、新設された第10偵察戦闘大隊の新たな部隊マークであるコノハズクが描かれています。

金沢駐屯地名物のレンジャー部隊の窓からの突入。

このあと装備品の展示や軽装甲機動車の体験搭乗も行われました。