2015年6月6日、輪島市のマリンタウンにて「輪島市民まつり」が開催されました。輪島オートモビルミーティングやにっぽん丸寄港、F-15&F-2編隊飛行、20分で1万6000発の花火打ち上げなどで盛り上がりました。会場の様子です。
会場の輪島マリンタウンへ。北陸新幹線の開業や、NHK連続テレビ小説「まれ」の舞台に輪島が選ばれましたが、さすがに金沢市の「百万石行列」と同じ日に開催すると恩恵はあまり受けられていない印象。
駐車場も、全く停めるところが無かった去年と比べて、余裕があります。
一昨年は水木一郎ライブ、去年はディズニースペシャルパレードが開催されミッキーや仲間たちが登場、超大賑わいとなりましたが今年は無し。例年通りの落ち着きを取り戻しました。
2015年3月にリニューアルオープンした輪島キリコ会館。
大型テントでは奥能登食まつり
緊急・特殊車輌展示
パトカー
地震体験車
救急車
消防車
岐阜基地から、パトリオット・ミサイルの発射機。
輪島分屯基地の車両
国土交通省港湾業務艇「のとかぜ」体験航海
11時50分、F-15とF-2が飛来。竜ケ崎灯台からマリンタウン上空まで飛行し、会場上空で旋回します。
F-2はADTW所属の#501。試作初号機です。昔はXF-2の#001でした。
例年小松基地所属のF-15J 2機が展示飛行を行っていましたが、今年は岐阜基地の機体。ちなみに今日小松基地所属のF-15は、本日奈良基地の記念行事で展示飛行を行っていたようです。
F-15JもADTWの#928
#928といえば以前IRSTが搭載されていましたが、現在は取り外されているようです。
続いて2機が接近して再度会場上空をフライバイ
航空祭だとエプロン上空は飛行してくれないので、あまり機体上部を眺められませんが、今回は会場上空を飛行。ちょうど旋回の内側から撮影していたので、背中も見ることができました。逆光なのが残念。
逆光気味でF-2とF-15の編隊飛行を見ると、岐阜基地航空祭を思い浮かべます。
3回目。ギアとフラップ、エアブレーキを展開してフライバイ
高度は約1000フィート。
岐阜基地の飛行開発実験団(ADTW)は航空機やミサイルなどの試験や開発を行う部隊です。戦闘部隊ではありません。パイロットも、各部隊のエリートを集めたテストパイロット集団です。
ADTWの所属機は、各種ミサイルや新装備の評価に使用されます。通常の戦闘機部隊とは異なるカラーリングや装備がついており、珍しい機体でもあります。
7月26日に富山県の富山新港新湊まつりで「航空自衛隊F-15展示飛行」が予定されていますが、そちらは小松基地のF-15が担当するのでしょうか。
岐阜基地のHPには「輪島分屯基地開庁59周年記念行事への支援に伴う休日飛行のお知らせ」が掲載されていますが、分屯地で式典をやっていたのかどうかはわかりません。マリンタウンのすぐ近くに輪島分屯基地があるので、兼ねて編隊飛行を実施したのだと思われます。
4回目、最後のフライバイ。速度を上げて会場に接近した2機は、翼を振って「バイバイ」の挨拶。
そのまま岐阜基地へ帰投しました。車だと4~5時間ほどかかるであろう輪島から岐阜基地までの距離も、戦闘機なら30分もかからず帰還できます。
来年は輪島分屯基地 創立60周年。50周年の時はブルーインパルスによるアクロバット飛行が輪島市でありましたが、来年にも期待です。