8月1日、七尾市の和倉温泉にほど近い石崎地区にて、石崎奉燈祭が開催されました。能登に数あるキリコ祭りの中で、もっとも勇壮華麗と言われている祭です。キリコ乱舞の様子です。
祭りの概要とタイムスケジュール。
臨時駐車場が祭の会場周辺にいくつか用意されます。ただし夜までに満車になり、路駐があふれていました。会場までも少し遠いので注意。また会場までの案内も無いので、慣れてないと迷子にもなります。
石崎地区へ入ります。屋台が出ています。
メイン会場の堂前広場へ。
高さ12メートルもある大奉燈が6基並んでいました
重さは2トンもあります。
これを1基あたりおよそ100人で担ぎます。
笛の演奏は子どもたちが担当。派手に着飾るのが伝統らしく、男の子も女物の浴衣を来て女装します。
「サッカサイ、サカサッサイ、イヤサカサー」という掛け声とともに大きなキリコを担ぐ様は壮観です。
広場の中央にはお神輿
このお神輿の周りをキリコが回ります。
広場と言ってもただの交差点なのでかなり狭め
観光客の呼び込みを考えている割に、観覧できる場所は限られています。
その分、キリコが密集しますので、見応えがあります。
午後6時頃、一旦夕食の休憩に入ります。
2時間後の午後8時、祭が再開。
やはり夜がメインなので、日中に比べて観光客も増えています。この日、金沢では大豆田の中日花火大会、川北では石川県最大の花火大会が開催されていましたが、こちらにも大勢の観光客がいらっしゃいました。
ただ残念なことにこのお祭り、祭の役員(白い服)の誘導の仕方が悪すぎます。数あるイベントの中でもトップクラスに対応と態度が悪いです。
何十分も前から並んでいた方々を直前になって後ろに追いやったり、全くキリコが見えないところに誘導したり、誘導先も二転三転したり、
あげくの果てに女性客の腕を掴んで突き飛ばしたり、満員電車ばりに人を押し込んだり、怒鳴りつけたり逆ギレしたりとひどい有様でした。
あまりの対応の悪さに観光客からの不満の声があちこちから聞こえてきました。せっかくのお祭りが嫌な雰囲気に。誘導に従って下さいというアナウンスがかかっていましたが、その誘導の仕方が無茶苦茶でした。
行き当たりばったりの誘導、もう何年も続くイベントだとは思えないほどの要領の悪さです。観光客お断りなんでしょうか。過去にキリコに観光客が挟まれる死亡事故があったそうですが、対策会議や歯止めがうまく行われていたようには見えません。これではまた事故を起こします。
キリコ自体は高さがあるので離れていても見えますが、担ぐ様子は後ろの方だと見づらい感じに。前記の通り、観覧できる場所が祭スタッフの気まぐれで決められているようなので、早く来て前の方で見るといったことは難しめ。
キリコは、堂前広場から石崎地区の西側へ列になって移動。
観光客も連なってついていきます。
端まで来ると、休憩の後今度は西側へ移動します。
再び広場へ。今度は西の端へ移動し、夜の24時まで祭は続きました。
石崎奉燈祭の様子でした。安全対策の強化と、観光客の誘導方法の改善が求められます。