7月9日(土)、七尾市の市街地東部でキリコ祭り「七尾祇園祭」が開催されました。祭りの見どころである仮宮前広場に集まったキリコや、七尾湾から打ち上げられる一撃花火、祭りのクライマックスである山王神社での乱舞の様子です。

能登地方には200ものキリコ祭りがあります。七尾祇園祭もそのうちの一つ。

駐車場はシメノドラッグ七尾中央店向かいの埠頭に、十分な数が用意されていました。

最初の見どころである湊町仮宮前へ。夜店が出ています。

湊町仮宮前にキリコが集まります。

七尾祇園祭のキリコは、高いもので高さ12メートル。重さは1トンにもなります。


1基につき50人ほどの若衆がキリコを担ぎます。

キリコには子供たちが乗り込み、笛や太鼓、鐘を鳴らします。


「サッカサイ サカサッサイ イヤサカサー」と掛け声をかけあいながら威勢よくキリコを担ぎます。





中には紙吹雪を射出するキリコも。




この湊町仮宮前では、集まったキリコが1基づつ交差点の中央で観客に囲まれながら乱舞。

目の前までキリコが迫ってくることもあり、迫力があります。


神輿を前に神事も行われます。

キリコは、大小合わせて全部で11基。それぞれの町で形や装飾、衣装が異なります。




9時45分ごろから、七尾湾より花火が上がります。

一撃花火といい、およそ1分間のとても短い花火です。

花火が終わると、キリコは移動を開始します。

集まったキリコは1列になり、山王神社を目指します。


狭い道にキリコが並びます。


休憩を繰り返しながら、キリコはゆっくり進行。


山王神社へ

花火が終わってからおよそ1時間半、最初のキリコが山王神社へやってきました。

山王神社へやってきたキリコは、ここまでのスローペースが嘘のように松明の周りを威勢よく回ります。

赤いタスキを被った指揮者がキリコを誘導。

松明の周りを何度も周り、その雄姿を見せつけていました。

後続も続々と到着。


到着した順に、松明の周りをまわる乱舞が行われます。


夜0時近くですが、見物客も大勢。

ここに集まるキリコも見ごたえがあります。


0時を過ぎても祭りは続きました。
