7月1日(金)~2日(土)、能登町の宇出津で「あばれ祭」が開催中。大小あわせて約40基のキリコが2日間、宇出津地区の町中を練り歩きます。
1日目のクライマックスとなる大松明乱舞の様子です。
祭りのパンフレットとスケジュール。町中心部は交通規制がかかり、周辺に駐車場が用意されています。
1日目の夜9時ごろ、大松明乱舞の会場となる能登町役場前の宇出津港いやさか広場へ
午後2時ごろからキリコ巡行が始まり、町内全域をキリコが練り歩きます。
そのキリコが、1日目のクライマックスとしていやさか広場へ集まります。
広場には大きな松明が何本も立てられています。
燃え盛る松明の周りを、キリコを担いで乱舞します。
この祭りの見どころということもあり、広場には多数の地元民や観光客が集まります。
石崎奉燈祭と違い広い場所での乱舞となるため、キリコの様子を見物しやすく、安全です。
この祭りのキリコの大きさは、高さが7~10メートル。
重さは1~2トンにもなります。
各町会でキリコを保有し数は40基にも上ります。
県外などへ出て行った町の若者も、この祭りのために地元にもどってきてキリコを担ぎます。
200種類以上もあるといわれている能登のキリコ祭りのなかで、もっとも有名な祭りの1つです。
激しく燃え上がる松明の周りを練り歩くキリコの様子は、迫力があります。
松明の勢いがかなり激しいので、火の粉を浴びながらキリコを担ぐことになります。
火の粉や灰は観客のほうにまで降ってきます。
この祭りでは女性もキリコを担ぎます。
男性は法被を着たりさらしをまいたりしています。さらしを胸の周りに巻いて、へそ出し状態の女性も多数。
キリコの担ぎ手は、座布団を肩にあてキリコを支えます。
キリコには子供たちが乗り、鐘や太鼓、笛を鳴らします。
いやさか・よっせ、さかよっせの掛け声と、笛の合図でキリコを操ります。
会場の周辺には祭りの露店も多数。この狭い道もキリコが練り歩きます。
徐々に松明の数が増えていきます。
火の勢いも増していきます。
観客側まで熱が伝わってきます。
会場の熱気も冷めません。
夜11時ごろまで、松明乱舞は続きました。
乱舞を終えたキリコが各町に帰っていきます。翌日も続きます。2日目は神輿が水中や火中に放り込まれます。