北陸新幹線W7系すべての車両の陸送が完了 最後のW10編成陸送の様子

4月のW1編成より始まったW7系の金沢港から白山総合車両基地への陸送も、早いもので最後になりました。 11月15日深夜、最後のW10編成の1号車~3号車の3両の陸送が行われ、白山総合車両基地に合計120両の搬入が完了しました。最後となった陸送の様子です。

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深夜1時頃の金沢港 無量寺埠頭の様子。W10編成は3回にわけて陸揚げされ、多い時で同時に8両が並んでいました。この様子も見納めです。クレーンもついに撤去でしょうか。

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午前1時半、1号車から陸送がスタートです。雨が降る中の陸送となります。

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W10編成を製造したのは大阪の近畿車輛、陸送を担当するのは日通。

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1号車はグランクラスではなく普通席なので、窓の数も多め。

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みなと会館前を出発し、8号線へと向かいました。

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西念交差点へ

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大勢の人に見守られながら国道8号線へ入りました。

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白山総合車両基地前

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午前2時半、1号車が到着です。

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結構ひどい雨

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それでも雪が降り出す時期になる前に、すべての陸送を終えることが出来ました。

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連結器も、運行が始まると見ることも無いのでしばし見納めでしょうか。

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1号車、ゴール

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北陸朝日放送の取材も来ていました。

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1号車は東京方向を向く車両なので、スロープ上で方向転換。運転席を東京方向へ向けました。

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10分ほど遅れて午前2時40分、2号車が到着

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W7系はこれで最後になりますが、E7系はあと5編成残っています。

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次に陸送があるとすれば、北陸新幹線が福井県の敦賀まで伸びる10年後にW7系を再生産するか、W7系が廃車になる15年後に新型車両の搬入が行われるかです。敦賀開業時にはW7系ではなくフリーゲージトレインが導入されるかもしれないので、その場合海上輸送ではなく在来線経由で運ばれてくるでしょう。

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2017年に白山総合車両基地の近くの8号線線沿いに道の駅ができるそうです。そこに廃車になるE2系を展示するという話もあるので、車両基地から8号線までの短距離なら陸送があるかもしれません。

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2号車、ゴール

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午前3時5分ごろ、最後の3号車の到着。

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全120両のうち、最後の120両目がゴールです。

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石川県内では無事故ですべての車両の輸送を終えました。

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これでW7系は全10編成すべてが揃いました。北陸新幹線開業まであと4ヶ月。

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