小松基地航空祭2022 予行 F-15やブルーインパルス撮影ポイントの様子

2022年9月19日(月・祝)に小松市で開催される「小松基地航空祭2022」を前に、当日の演目の予行演習(リハーサル)が行われています。9月13日(火)の地元部隊の予行と、前日18日(日)のブルーインパルスの飛来、総合予行の様子です。

撮影ポイント

航空祭の予行は、基地内から見ることはできません。関係者や地本経由の見学者、基地に知り合いがいる等、コネがあれば中に入れます。そのため普通の人が見るには、基地周辺から周辺住民や空港利用者の邪魔にならないよう観覧します。前日18日と本番19日は空港駐車場が飛行機利用者以外使えません。小松駅周辺の有料駐車場を利用し、小松駅バス乗り場から小松空港行きのバスやタクシーを利用するのがベストです。

小松空港 展望デッキ

一番お手軽な撮影ポイントは空港デッキ。数年前から入場料は無料。予行がある期間は航空ファンで賑わいます。お立ち台は人数が限られ込み合いますが、脚立の利用は数年前から禁止になりました。

トイレや自販機がすぐ裏にあります。暑くなってきたらターミナルビルですぐに涼めます。

本番前日ににぎわうターミナルビル。コロナ禍以降、ここまでの賑わいは初めてではないでしょうか。

最近オープンした自衛隊グッズなどを扱うハイレートクライムさん。マニアが集まる日だけあって、大盛況です。

スカイパーク小松共生の丘

RWY24アプローチエンドにある公園「スカイパークこまつ共生の丘」。予行期間中は満車が続きます。航空祭当日は表の道路が通行止めになり、駐車場は利用できません。

公園内の駐車場からあふれた車。駐車禁止です。警察が取り締まりしています。

18日朝からRWY24アプローチエンドでブルーインパルスを待つ皆様。この日はRWY06での飛来だったので皆様空振りだったでしょう。

午前中はもうちょっと歩いてアラートハンガー側まで来ないと逆行になります。24降りの期待を撮影したり、編隊飛行を撮影するのに向いています。機動飛行の背中は厳しめ。

RWY06アプローチエンド

RWY06に降りる機体を撮影できます。路上駐車であふれていますがNGです。

小松空港 駐車場

小松空港の駐車場へは、当日の航空機のチケットを持たないと車を止めることはできません。

空港内道路に路上駐車があふれてました。

警察も頻繁に巡回。

駐車場内の草地からは、機動飛行の背中が撮影できます。逆光ですが。

基地の様子

前日は家族や関係者向けに基地を公開。

今年は外来機がブルーインパルスのみで、他の基地の機体の展示は無し。そのためF-15祭り。

アグレスの機体も

これはこれでアリ

主役の303SQ & 306SQのスぺマ2機

予行

リハーサルです。毎年数回実施します。予行のスケジュールは、9月上旬に小松市のHPで発表されました。時間は発表されません。ブルーの時間はNOTAMで確認可能。予行が予定されてる日でも実際には飛ばないことはザラにあります。軍用機の運用を基地に問い合わせるのは、迷惑なのでおやめください。絶対に答えてくれません。

13日の様子と18日の様子を合わせて紹介します。

オープニングフライト

8時ごろから4機が離陸。9時の開幕に向けて、天候偵察を実施。

ハイレートクライムで303SQのスぺマが上がります

映画 トップガン マーヴェリックとコラボのスペシャル塗装

何度か会場上空をフライバイ

一時間ほどいったりきたり。どういう意図があるのか。

303SQのスぺマ。「スプラトゥーンっぽい」とか「小学生のときにもらった裁縫セットっぽいデザイン」などと言われてます。

上がった機体は303SQのF-15J 2機と、306SQのF-15J 2機の4機

数回空港駐車場側に背中を向けて旋回します。

4機編隊はダイヤモンド隊形で1パスのみ

以前は12機編隊もありましたが、寂しくなったものです。

先々週の三沢基地では、F-35の12機編隊のフライトが実施されました。規模縮小の航空祭が終われば、大編隊の復活にも期待です。

スぺマの降り

近距離でスぺマを眺めます

パイロットの名前には、トム・クルーズ演じるCAPT PETE MITCHELL “MAVERICK”の文字。

映画トップガン マーヴェリックと公式にコラボした塗装です。実際の映画の機体は空軍機のF-15Jではなくアメリカ海軍のF-18Eですが、おそらく306飛行隊が「トップガン」の日本版に相当する戦技課程“ファイター・ウエポン”を実施する部隊であることから、今回のコラボが実現したものと思われます。この機体の塗装を担当されたパイロットも、元アグレッサーで現306SQでファイター・ウエポンの教官を務める「NUTS」さんです。インスタでよく見かけます。

303SQの機体。部隊マークであるドラゴンをモチーフにした、シンプルながらもスタイリッシュな塗装です。

機動飛行

オープニングフライトの4機がフライバイしたあとに上がります。

今年の機動飛行は、303SQと306SQのF-15Jが1機づつ、2機で実施します。

機動飛行は会場からだと腹しか見えないので、背中は予行で空港駐車場から押さえます。

予行では機動飛行はノーマル塗装で実施

前日18日は306SQのスペマで実施を試みたようですが、雨が降ってきて滑走路まで行って引き返しました。

雨の中、単機で頑張る303SQのF-15J

降りてから晴れました

救難展示

空港デッキに移動。UH-60Jが離陸

U-125も離陸

支援物資を投下

メディックが2名、UH-60Jから降下

タンカに要求乗車を乗せ、引き揚げます。

アグレッサー機動飛行

予行では076と092の2機で実施

今年の1月、悲しい事故がありましたが、今年も航空祭でフライトを見せてくれます。

092は今年の新色カラー。9月5日に塗装された状態で初飛行した色です。

092は会場に向けて背中を見せながら飛ぶナイフエッジを行っていたので、本番当日は順行で背中が拝めるでしょう。

過去の塗装と比べると、ちょっと地味なので、初めて機体が姿を現したときは「塗りかけ?」という反応も見られました。

アグレスの2機はテンポよく、爆音を響かせながらフライトを実施

当日はどの塗装の期待が使われるでしょうか。

当日のスケジュールが前日になっても発表されてませんが、アグレスが着陸してブルーまで1時間ほどフライトがないので、ちょっと休憩できそうです。

ブルーインパルス

18日午前8時に松島基地を離陸。8時57分ごろに小松基地上空に飛来。地形完熟飛行を実施。

まだ尾翼の番号はバラバラです。#693

#686

#690

#694

後席のPさん。テルテル坊主を持っています。

#790

#692

#666。7機で飛来しました。

午後、予行スタート。お天気が心配でしたが、無事に離陸。

デルタダーティーローパスで幕開け。1番機 #693,2番機 #692,3番機 #690,4番機 #666

5番機 #686

6番機 #694

ファンブレイク、からの5番機天候偵察。SKC 1区分。さっきまで雨降ってて台風が近づいているのに1区分になるとは思いませんでした。久々の小松での1区分です。

チェンジオーバーターン

 

チェンジオーバーターンは会場から見るより、裏側から見るほうが背中になって映えます。

レインフォール

 

レターエイト

フォーシップインバート

キューピッド

ラインアブレストロール

ここでJAL188を離陸させるためにストップミッション。ワイド・トゥ・デルタ・ループ、ボントンロール、バーティカル・キューバン・エイトやスタークロスなどをスキップ。

デルタロールから再開

タック・クロス

ローリングコンバットピッチ

コークスクリュー

以上で予行は終了し着陸しました。本番、台風が近づいていますが、開催予定です。