6月14日(金)~15日(土)、砺波市(旧 出町地区)で「砺波夜高祭り(となみよたかまつり)」が開催されました。美しい夜高行燈を全力でぶつけ押し合う「突き合わせ」が見どころです。呉西地区各地で開催される夜高祭のうち、今シーズンラストの喧嘩祭りです。2日目の「突き合わせ」の様子です。
目次
駐車場
駐車場はイオンモールとなみ、砺波総合病院、サンキュー/カーマ 砺波店に用意されています。駐車場から会場まで徒歩5~10分ほど。2日目の見どころである「突き合わせ」前には、8時ごろには駐車場が満車になります。
場所
会場はJR城端線 砺波駅周辺。交通規制が行われ、歩行者天国となっています。
城端線は高岡行が23時頃に終電となります。
会場には屋台が並び、大勢の観光客や地元住民らが訪れます。
行灯
屋台には中高生が多く集まりますが、祭りのメインは何といってもこの美しい行灯。この会場周辺を、大小20基の行灯が練り歩きます。
祭り1日目は夜高行燈コンクールが行われました。
若頭が行灯に乗り込み、「よいやさー」の掛け声で行灯を引き回します。
「よいさやー」の掛け声や、笛の音色に酔いしれながら、突合せが始まるのを待ちます。
行灯の大きさは、高さ6メートルほど
町ごとに、行灯のデザインは大きく異なります。どの行灯も色鮮やかで、電飾でライトアップされています。
中には炭酸ガスを噴出する迫力満点の行灯も
祭りは夜に開催されますが、行灯自体が大分明るいので撮影はそれほど厳しいものではありません。ただし被写体が動くので、シャッタースピードもそれなりに確保できるレンズを使用しましょう。
「突き合わせ」は2日目の午後8時40分から。
富山第一銀行 砺波支店、北陸銀行砺波支店の2か所で同時に行われます。どちらで見ても、それほど違いはありません。空いている方で鑑賞しましょう。
場所取り
突き合せ前。銀行の並ぶ通りに、町を練り歩いていた行灯が集まってきました。
観覧場所は歩道になります。あまり広くないので、最前列を確保するには、遅くとも突合せ開始1時間前には場所取りをしましょう。最前列はしゃがんで後ろの方に見やすくしたいところですが、行灯が勢いよく歩道までめり込んでくることがあり、すぐに逃げられるように座り込みはお勧めしません。死にます。
今年は雨予報だったため、来場者は例年より少なめ。一般人の通行が規制されている道路から歩道に無理やり入ってきて、最前列に割り込むようなマナーの悪い方も目立ちました。
突き合せ
裁許と呼ばれる各町の責任者が対峙、笛の合図とともに行灯が動き出します。
全速力で2基の行灯が正面衝突。この衝撃はなかなかのもの。
すぐさま引き子が交差し、相手の行灯を押しのけます。
行灯の飾りは激しいダメージを受けます。
マイクを使ったパフォーマンスも見どころの1つ。
若頭が引き子や観客たちを巧みに盛り上げます。
相手の行灯を押し出すと、勝利となります。
1つの組み合わせで2~3回、突合せが行われます。
突合せが終わると相手のチームと互いの健闘を称えあいます。観客も交えて「よいやさー」の掛け声で盛り上げます。まれに本当に煽り合いや喧嘩になることも。
2~3回の突合せを、10組。2か所で行われました。
ぶつかった後、横にそれて行灯が勢いそのままに観客のすぐ目の前まで迫ってくることも。大迫力です。前述のとおり、座って観覧していると押しつぶされます。すぐに逃げられるようにしましょう。また、荷物を置いておくと踏みつぶされます。
今年は途中から雨が降ってきました。それでも祭りは続行。引き合いはこの後24時頃まで続きました。