富山県砺波市の旧 出町地区(砺波駅周辺)にて6月13日(金)〜14日(土)、砺波夜高祭り(となみよたかまつり)が行われました。
毎年6月第2金曜、土曜の2日間に渡って行われる五穀豊穣、豊年満作を祈り行われ、大勢の観客で賑わいます。
見所は何と言っても夜高行燈(よたかあんどん)と呼ばれる、高さ6,7mはあろう巨大な行灯をぶつけ合う「突き合わせ」と呼ばれる行燈同士のぶつけ合いです。
今年も砺波駅前が家族や若者など大勢の観客で賑わいました。14日(日)の突き合わせの様子をレポートです。
どこでやってるの?
場所は砺波駅前周辺から、駅前商店街等の旧 出町地区です。
駐車場は、路上駐車や砺波市立出町中学校、砺波図書館などの駐車場が利用できるようですが、誘導員の案内では駅前の有料パーキングでしたので、公共施設への駐車は暗黙の了解といったところでしょうか。
しかしながら駐車には数十分要する事もありますので、お越しの際は十分余裕を持って行動したほうがいいでしょう。
また、駅前で行われていますので公共交通機関などもオススメです。
(引用:砺波夜高祭り紹介サイト http://www.yotaka.jp)
ちなみに駅前の様子は普段は閑散とした駅前商店街ですが、この日はこのように人で溢れかえっています。
祭りの由来は?
その昔道幅が狭く曳き回しの際、2基の行燈がすれ違うには困難だった道路が多々あり、その際お互いの行燈が退くか退かないかという、町内同士の意地の張り合いによって、力で強引に押し切った行燈同士の喧嘩が由来とされています。町内同士の鬱憤晴らしや因縁など諸説あるようですが。
いつやってるの?
毎年6月第2金曜、土曜の2日間に渡って行われ、祭りの初日は本町大通りに大行燈が勢揃いします。この日は突き合わせなどは行わず、審査員が行燈の優美さ等を審査し賞を決めるコンクールがあります。
【夜高祭初日タイムスケジュール】
行燈審査:19:45~20:20
大行燈勢揃い:21:00~22:00
行燈コンクール審査結果発表:22:30~23:00
2日目のはメインイベントである、突き合わせが行われ地元の男衆による壮観のぶつけ合いが見る事が出来ます。
また突き合わせ後、クライマックスには繁栄を誓う手打ち式の「シャンシャン」が行われます。
【夜高祭二日日タイムスケジュール】
突き合わせ:20:45~23:30
シャンシャン:23:30~24:00
突き合わせは各町内で予め決まっており、およそ3ヶ月前から丹誠込めて作り上げた14基もの行燈が、突き合わせによって一瞬にして壊されます。
突き合わせの様子の動画はこちらから。
男衆たちの「ヨイヤサー!」という威勢いいかけ声でスタートします。
数十メートル手前から助走をつけて一気に相手の行燈にぶつかります。
押し出したり、押し切ったりすれば”勝ち”などルールは様々あるようですが、ルールを知らなくても十分楽しめます。
このぶつけ合い時にお互いの町内に居る「裁許(さいきょ)」と呼ばれる責任者がおり、見所はマイクパフォーマンスです。昨今のワールドカップでおそらく渋谷にDJポリスがまた出現すると思われますが、こちらでは一風変わったマイクパフォーマンスが見れます。
ぶつかり合いの付き合いもいいですが、普通に並んでいる行燈を見るのも、ライトアップされていてとてもきれいです。
富山県のご当地アイドル「ビエノロッシ」も出ている公開生放送番組も県内のケーブルテレビで放送されていたようです。