2014年8月13日~17日のお盆期間中、富山市の富山産業展示館テクノホールにて「来春北陸新幹線開業 わくわく鉄道博2014 in とやま 」が開催中です。夏休み中の子供さん向けのミニ鉄道や鉄道模型展示のほか、E7・W7系の本物のフロントガラスの展示、北陸新幹線に関わる富山の企業の紹介があります。
会場の富山産業展示館テクノホールへ。富山テレビ開局45周年記念行事だそうです。
テクノホールへ入り、チケットを購入します。料金は大人800円、子供600円。この他に中の主要な体験イベントは別料金が必要です。
大展示場へ入ります。有料アトラクションを利用するためのプレイ券はこちらで購入します。
会場は、夏休み中の子どもさんを連れた家族連れで賑わっていました。閉園間近の16時~17時頃なのでガランとした印象ですが、日中は有料アトラクションには行列ができていたそうです。
目次
各種アトラクション
まず目につくのが、会場をグルグル回っていた「きかんしゃトーマス」。お姉さんが運転するミニトーマスに乗って、会場をトレインツアーです。線路が無いところを走ります。プレイ券4枚。
そしてハリーポッターに出てきそうな2階建てロンドンバス。
イギリス ブリストル製のロデッカというバスです。1954年に製造され、2004年に日本に輸入、2010年より貸切バスとして運行しているそうです。
実際に保育園の遠足などで運行されるそうで、子どもたちに大人気とのこと。
車内見学はプレイ券1枚必要。
新幹線5インチミニトレインツアー。700系のミニ新幹線に乗って会場を1周します。
運行はしていませんでしたが、N700系やSL機関車のミニ鉄道も展示されていました。
鉄道模型の展示
鉄道だけでなく町並みや風景もリアルに作られていました。
大量に走るE7・W7系。あと半年ほどで、この光景が日常になります。
巨大プラレールジオラマ。
中にはいれるのは子どものみ。
知らない間にプラレールがカラフルになっていました。
BRIOプレイコーナー。スウェーデン生まれの木製のおもちゃです。買うと結構な値段します。プレイ券2枚。
手漕ぎトロッコ体験。プレイ券2枚。
車掌なりきり撮影会。プレイ券2枚必要。E7・W7系の写真の前で、車掌さんの制服を着て記念撮影ができます。JR WEST W7系と書かれていますが車両はE7系F1編成です。
北陸新幹線紹介コーナー
来年3月に迫った北陸新幹線の紹介です。
その前に、富山県出身で0系新幹線の設計を担当した星晃さんの偉業を称えるパネル
富山テレビの北陸新幹線特集番組の上映
富山県内の北陸新幹線撮影スポットの紹介。呉羽山(手前)と宮野運動公園は先日の試験走行の際に撮影しました。
黒部市の北星ゴム工業が製造し、E7・W7系がドアの隙間の機密を保つために使用されている「機密ゴム」。実物が展示されています。
不二越が製造する新幹線軸用のベアリング。0系からずっと不二越が製造してきました。
E7・W7系の本物の運転席全面ガラス。
砺波市の新光硝子工業で製造しています。
この特殊な曲げ硝子は本当に作るのが難しいらしく、製造の様子はTBSの夢の扉で全国ネットで紹介されました。
異なる厚みのガラスを何層も重ねて強度を上げています。
曇り防止の為電熱線が挟み込まれているそうで、よく見ると波模様が見えました。
運転席からは、きっとこんな感じに見えるのでしょう。
ここに展示されているフロントガラスは、損傷してしまったものらしく展示用になったそうです。
損傷箇所だそうですが、素人にはよくわかりません。
この他、客席の窓ガラスは高岡市の三芝硝材がすべて製造、普通席のシートは天龍工業(富山市)、線路の分岐器は鉄道機器(高岡市)で製造しています。富山の技術がてんこ盛り。
アマチュア写真家によるE7系写真展。どこぞの適当に一眼レフカメラ振り回してるだけのブログと違って、いい写真ばかり。
E7・W7系模型。金沢総合車両所一般公開やグランクラス展示模型に飾られていたものと同一でしょうか。
北陸新幹線のルート図と、かがやき、はくたか、つるぎの解説。
E7系F2編成の実物大パネルと実物大線路の模型。
お土産・鉄道グッズ販売・飲食コーナー
タミヤ模型が出廷していました。鉄道模型やTシャツを販売しています。
ミニ四駆も。
各種鉄道グッズ
プラレール販売。お父さんお母さんは子供にねだられること必至です。
お弁当コーナーでは富山名物ますのすしや、E7系の可愛らしい箱に金沢B級グルメのハントンライスを入れた弁当などを販売。人気商品なためか、すでに売り切れていました。
W7系の試験走行も始まり、北陸新幹線開業ムードが高まるこのお盆、子供さんと出かけるには最適なイベントでは無いでしょうか。
富山空港
会場近くには富山空港も隣接しています。自衛隊と共用で国際線や沖縄那覇便、北海道千歳便がある石川県小松空港ならともかく、富山空港は新幹線開業後に訪れる機会がほとんど無くなると予想されます。せっかくなのでついでにここから飛行機を眺めてみてはいかがでしょうか。