2016年5月28日(土)、小松基地にて輸送ヘリコプターCH-47Jの体験搭乗が行われました。航空自衛隊の各基地でC-1やYS-11、CH-47Jといった輸送機・輸送ヘリを使った体験搭乗が毎年行われており、今年の小松基地ではCH-47Jによるフライトとなりました。
抽選に当選した親子ペア11組に限定された体験搭乗だったため、フライトはできませんでしたが、当選者の同伴として基地に入ることができましたので、その様子をレポートです。※ブログへの掲載は小松基地の広報さんに問題が無いことを確認しています。

小松基地へ。当選者に送られるはがきを提示して、基地に車で入ります。

基地内の駐車場へ誘導されました。

こちらの建物に案内されます。

6階へ

6階から基地全体を眺めてみます。東門側。

売店。アラートハンガーは見えません。

小松救難隊の格納庫が奥に見えます。手前は306飛行隊の格納庫。

格納庫の間に飛行隊の庁舎。

普段パイロットはこちらで待機しています。

306飛行隊庁舎。最近全国的に基地内の部隊のマークが撤去される傾向があるため、どの部隊が入居してるのか判別しづらいです。

303飛行隊庁舎。こちらは、もう間もなく新田原基地から移転してくる飛行教導群 通称アグレッサー部隊が入居します。

格納庫の中に、うっすらとT-4がいるのが見えました。この日は土曜日、訓練はなくエプロンに戦闘機はいません。先週までは伊勢志摩サミット警戒任務で日曜にF-15が飛行、この翌日には美保基地航空祭のためにF-15が飛行していましたが、28日にはフライトは特にありませんでした。

旧管制塔。

303飛行隊は、アグレス移転に伴い、この林の奥に整備された掩体(シェルター)での運用となります。格納庫での運用は管理が楽な反面、攻撃を受けると一度に多数の航空機が被害をうけます。千歳基地の203飛行隊のように、より実戦を意識した掩体運用となります。

隊員クラブはなの舞


エプロンに、本日の搭乗機も見えます。

天気が悪いですが、滑走路に着陸する飛行機もよく見えます。

小松空港側。

ホールで、体験搭乗の参加者へ説明を行います。親子ペア11組の割に人数が多め。どう見ても親子に見えない方もいらっしゃいます。そしてこの日7回以上のフライトが合った模様。
今回の体験搭乗、基地周辺自治体の市議会議員や関係者、富山地本などからの参加者もいたようです。

303飛行隊の広報担当パイロットの方も、案内に加わっていました。

安全のしおりと、ドッグタグが配られます。


体験搭乗説明。小松基地を離陸し、福井県の東尋坊まで飛行して戻ってくる20分間の遊覧飛行です。

機内から写真撮影はできるようです。

マイクロバスに乗って、エプロンへ移動。

途中車が停止

この金網に乗り上げて、ドライバーが降りて車のタイヤに小石などがついていないか確認します。

飛行機が小石をエンジンに吸い込むと大事故になるため、毎回このような確認を行っているそうです。

エプロンに到着。

航空祭は14万人の人でごった返すエプロンも、貸し切り状態。遠くまで見渡せるので、広さがわかります。

気象隊の前で待機

降りてくる飛行機もよく見えます。ちょうどJTAのジンベエジェットでした。

飛行機を誘導する車でしょうか。

前の体験者を載せたヘリがアプローチしてきました。

エプロン手前の誘導路上のヘリパッドに着陸します。

タキシングしてきました。

「CH-47Jチヌーク」と呼ばれる輸送ヘリです。

埼玉県入間基地の入間ヘリコプター空輸隊に所属する機体です。早朝小松基地へやってきました。小松基地のヘリではありません。

後ろのドアが開きます。

前の体験者が降りてきました。1回のフライトに20人ほど搭乗するようです。

今回体験する方々が乗り込みます。

ヘリパッドへタキシング

後ろのドアは上半分は開きっぱなしのようです。

No.3ヘリパッドから離陸していきました。

残された同伴者はこの時間、消防車などを見学します。

消防隊の方々が設備を説明してくださいました。

最新の消防車です。

こちらから航空機にめがけて放水します。

前日羽田空港で大韓航空機のエンジン火災があったばかり。なんともタイムリーに消防車の勉強ができました。

運転席に入らせていただけました。

レトロな車両もあります。

操作盤も見れました。

そうこうしているうちにヘリが戻ってきました。

着陸。

上空から東尋坊や芝政ワールドなんかが見えたようです。

すぐに、7回目のフライトの方々と交代しました。

バスで売店へ移動

売店でお買い物ができます。

小松基地限定のお菓子。

自衛隊グッズ

小松・石川土産もあります。

Tシャツ

ペーパークラフトやカレンダーがもらえました。

みなさんせっかくの機会なので、おみやげをたくさん買われていました。

最後に、退役した航空機が展示してあるコーナーへ。
F-86。

F-86DとF-104

T-34A

T-33A

飛行隊の記念碑


以上で基地見学は終了となりました。
小松基地広報さんから聞いたお話ですが、小松基地航空祭の日程は6月に入ってから公表するとのこと。1日に20~30件ほど日程の問い合わせがあるそうです。まだ日程の発表はできないそうですが、ブルーインパルスの参加は確定し、アグレッサーの方々も展示飛行に乗り気だそうです。