国産ステルス実証機「ATD-X」の模型をサイエンスヒルズこまつで展示中

小松市のひととものづくり科学館「サイエンスヒルズこまつ」にて、先進技術実証機「ATD-X」の1/5スケールモデルが展示されています。

展示期間は2月17日~3月15日の9:30~18:00で、以降はリニューアルオープンする予定の航空プラザで展示される予定です。

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サイエンスヒルズこまつへ。

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エントランス中央に展示されています。

この模型の展示、特にHPなどに告知されていません。過去に小牧基地航空祭などで展示されたことがあるとはいえ、なかなかレアな展示のはずですが、航空ファンなどは見当たらず家族連れが素通りするのみでした。

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有料ゾーンでは無いので、ATD-Xだけなら無料で見ることができます。

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ATD-X概要説明。昔は心神と呼ばれていました。

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この展示機は、実機の1/5のサイズで、平成19年度に北海道広尾日で飛行実験が行われていたものです。当然人は乗れませんが、実際に飛行させることができます。飛行特性の取得、自己修復飛行制御技術の検証などを目的に制作されました。

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スケールモデルは複数あるそうですが、こちらは4号機。

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ラジコン模型とはいえ、防衛省が総力を上げて開発している飛行機のモデル。こんな簡単に見れていいのかと逆に不安になります。

ATD-Xがそのまま航空自衛隊の次期主力戦闘機になることはありませんが、将来F-2戦闘機の後継機を国産開発することになった場合に備えて、ステルス技術や高運動性などの技術蓄積を目的としています。

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説明の映像が流れていました。

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さすがにロールアウトした実機とは細部が異なるようです。キャノピーなんかは実機はT-4の物が流用されたようですが、こちらはF-1戦闘機をベースにしたもの。

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コックピット内にはカメラが取り付けられています。

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ピトー管

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全長は3メートル、全幅は2.1メートル。5倍すると実機のサイズになりますが、F-15戦闘機などと比べるとだいぶ小ぶりです。

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垂直尾翼にはTRDI(防衛省技術研究本部)のマーク。

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機体のカラーリングも技本カラーです。ロールアウトした実機のカラーリングとは少し異なります。

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素材は、炭素繊維強化プラスチック製

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エンジンのエアインテーク

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実機はXF5エンジンが2つ搭載されていますが、こちらはラジコン用ジェットエンジン1機のみ

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推力偏向パドルもありません。

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高運動飛行制御システム(その5)の研究試作。三菱重工業株式会社。

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主翼

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機体下部

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ハードポイントに何か付いているのかと思いましたが、エルロンを制御する機構でした。

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ギアは収納されていました。

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サイエンスヒルズこまつには、TRDIの常設展示もあります。以前話題になった球体も展示されています。

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このATD-Xスケールモデルは、サイエンスヒルズこまつでの展示期間終了後、現在リニューアル改装中の石川県立航空プラザで展示される予定です。

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航空機の展示は現在見れません。リニューアルオープンは3月20日ごろとのこと。

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ブルーシートがかけられていました。

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新しく、航空機の写真の前でパイロットの制服を着て写真撮影ができるコーナーなどが設けられます。

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なおATD-X実機の初飛行は2015年1月予定から2015年8月に延期となっています。