2015年2月22日、金沢城公園で鷹匠による放鷹術の実演イベントが行われました。ハリスホークやヨーロッパノスリ、ベンガルワシミミズク、ラガーハヤブサ、オオタカなど引き連れて、日本放鷹協会の鷹匠らが振替、群舞、振鳩と言った技を披露しました。

会場の金沢城公園へ。入場無料です。

去年は新丸広場で開催されましたが、今年は三の丸広場が会場

11時からの実演ですが、1時間前からたくさんの望遠レンズが並んでいました。

鷹匠の方々が登場です。

本当は品種を説明したいところですが鳥は詳しくないので写真のみでお送りします。





司会を務める波多野鷹匠

鷹匠とは、武家などに使えて鷹狩に使うタカなどを飼育・訓練し、鷹狩に従事していた役職です。

鷹匠は鷹装束を身にまといます。鳥打帽、神取(コート)、野半纏、股引、地下足袋が特徴です。


橋爪門続櫓から鷹が飛んできました。

見事に司会の鷹匠の元へ飛んできます。

松の上や河北門の瓦の上など、自在に操ります。



餌合子と呼ばれる容器をカスタネットのように使い、鷹に合図を出します。

餌合子めがけて飛んできます。

鞢(エガケ)と呼ばれるグローブをはめて、必ず左手に乗せます。


中には餌である鶏肉が入っています。


後ろ向きに移動すると、鳥は嫌がるので必ず時計回りに回るとのこと。

振り替えと呼ばれる技の披露。一人の鷹匠、から別の鷹匠の手へタカを飛ばします。





五十間長屋の石垣を背景に飛び回る姿は絵になります








小松市出身の吉田鷹匠

観客の真上すれすれを飛ぶ場面も。










一般の方々も体験。

相手が鷹匠であろうが初めて見る人であろうが、怖がらずに飛んでこさせるよう訓練するのも鷹匠としての実力だそうです。

子どもたちも。











ベンガルワシミミズク

結構大きめの鳥ですが、フクロウなので静かに飛んでました












疑似餌を飛ばして、それを空中でキャッチします。





今回は疑似餌ですが、本来の狩りは捉えた獲物をすばやく別の餌と入れ替えます。

絹糸がついており、こういった道具も職人さんが作っています。





















およそ1時間にわたって華麗な演目が披露されました。

会場ではこのほか、「城と庭のおもてなし事業~冬のおもてなし~」と題して様々な催し物が開催されました。
金沢百万石武将隊の演舞

凧作り・凧揚げ体験

ぜんざいやおでんのふるまい
