2016年8月21日(日)、白山市にある在来線の整備工場「金沢総合車両所」の一般公開が行われました。車体をクレーンでつり上げ移動する実演や鉄道グッズの販売、運転台見学が行われ家族連れや鉄道ファンでにぎわいました。会場の様子です。

金沢総合車両所松任本所(旧:松任工場)は、JR松任駅に隣接し、仕業検査・全般検査・要部検査などの車両検査全般を行う施設です。松任駅から徒歩5分ほどです。

臨時駐車場が工場横の空き地に用意されおり、係員が誘導しています。

金沢総合車両所松任本所へ入ります。入場無料。

会場案内図。

線路上には整備を行う車両や解体待ちの車両が並んでいます。



トワイライトエクスプレスのEF81

キ100

踏切の非常ボタン操作体験

架線検査用の高所作業車

475系

枕木交換実演

簡易軌道検測装置(トラックマスター)とレール探傷器(PRD-100C)

工場内を進みます。


IRいしかわ鉄道の521系がありました。IRの車両が展示されるのは初めてです。

北陸新幹線開業で誕生した第三セクター各社は、運転手はJRからの出向や自社育成で対応していますが、車両の検査はJRに委託しています。

台車の修理・検査工場へ

車輪のメンテナンス用の機械が並びます。

車軸の傷を調べる蛍光塗料の実演

681系を使用して運転台見学を実施していました。こちらは事前に応募(抽選)が必要。

軌道自転車体験

車体クレーン移動実演の建屋へ

521系の車体をクレーンでつり上げて、移動します。

台車を外し、クレーンで持ち上げます。


仮台車の上へ移動

ゆっくりとおろして装着します。

こちらはトラバーサ移動実演

工場内にはフードコーナーや休憩所もあります。

キヤ143形気動車

鉄道グッズ販売。

食堂ではうどんやカレーを提供。

ミニ新幹線コーナー

681系しらさぎを屋外で展示。

運転席体験や車掌体験は、事前の申し込みが必要です。

先頭車両で記念撮影の列ができていました。

15分枚に方向幕がかわります。このときは「きたぐに」でした。また、現役の運転士によるトークセッションも開催。そばで鉄道ファンらの質問に答えていました。

今回は在来線の整備工場の一般公開でした。北陸新幹線の白山総合車両の一般公開は今年、9月22日に開催されます。
