2016年8月20日(土)~21日(日)、小矢部市のクロスランドおやべにて毎年恒例の「ヘリコプター & 防災・防犯フェスティバル」が開催中です。去年から運用が始まった富山県初のドクターヘリが初めて飛来したほか、ベル社の新型ヘリコプター「Bell505 JET RANGER X」のモックアップが展示されています。1日目の様子です。
会場のクロスランドおやべへ。入場無料。駐車場も用意されています。
イベントポスター
イベントスケジュール
芝生エリアに多数のヘリが集まっています。
クロスランドおやべはヘリポートではありませんが、イベントに合わせて芝生に標識が書かれ、無線による管制運航情報の提供も行われます。
機体は企業が所有しているものや、個人が所有しているものあわせて10機以上。
展示飛行がない時間帯は遊覧飛行が行われ、絶えず会場上空をヘリコプターが飛行しています。
遊覧飛行はアドバンスドエアーが運行しています。
3機のR44という4人乗りのヘリを使用します。パイロットを除いて1回で3人が飛行可能。
料金は1人あたり5000円。以前は子供料金が設定されていましたが、今年は一律5000円のようです。また、報道カメラマン体験ができるコースも用意されています。3歳以下無料。
受付をし、列に並びます。
着陸したヘリに、前の乗客が下りてから入れ替わり搭乗します。
エンジンをカットしていないので、乗客を入れ替えた後すぐに離陸します。
数分間の小矢部散居村遊覧飛行を楽しんだ後、また会場へ戻ってきます。
飛来した機体を紹介します。
ロビンソン R44 JA7907 アドバンスドエアー社所有
報道ヘリ体験でしょうか。ドアが外された状態でフライトしていました。
ロビンソン R44 JA002R アドバンスドエアー社所有
ロビンソン R44 JA7928 アドバンスドエアー社所有
ロビンソン R22 JA200C ホーライサンワイナリー社所有
ユーロコプターEC135-T2 JA03HKあすなろ 北國新聞/富山新聞社所有
ロビンソン R44(フロート付き) JA44KN 個人所有
ロビンソン R66 JA110C 個人所有
ロビンソン R44 JA33TH 法人所有
MDヘリコプター MD600N JA6000N セコ・インターナショナル社所有
シコルスキー S-76A JA9982 セコム社所有
10時半ごろ、救助訓練展示のため、富山県消防防災ヘリコプター「とやま」が飛来しました。
ベル412EP JA6768
今回飛来したヘリの中では大型の部類に入る機体。会場上空を低空でホバリングすると、帽子やタオルが飛んでいきそうになります。
ワイヤーをおろし、隊員を降下させます。
山岳救助のデモンストレーション。
すばやくピックアップする様子を間近で見学することができました。
このあと着陸し、地上展示が予定されていましたが、直後に実際の出動がかかったため急行。この日の地上展示はキャンセルとなりました。
OH-6D 陸上自衛隊 第10飛行隊
三重県伊勢市の明野駐屯地から飛来しました。
4人乗りのヘリコプターで、偵察などに使用されます。
武装は特にありません。
11時半ごろから展示飛行が行われました。
会場上空を何度かフライバイし、軽快な飛行性を見せてくれます。
昨年8月から運用が始まった富山県初のドクターヘリ
アグスタAW109SP JA10YM
こちらも、出動要請があればすぐに離陸すると念を押されましたが、会場に着陸して地上展示が行われました。
集まった大勢の人。
ストレッチャーなどの装備を見学できます。
富山県立中央病院で運用されており、およそ10分~15分で富山県全域に出動することができます。
ヘリコプターだけでなく、車両も展示されます。陸上自衛隊の車両。
金沢駐屯地第14普通科連隊の軽装甲機動車
富山駐屯地 第382施設中隊の81式自走架柱橋
日本に二台しかないシミュレーターカー。ヘリコプターのシミュレータが中で体験できます。お値段1フライト3000円。
国土交通省の照明車とポンプ車
除雪車
パトカー、白バイなどの警察車両やシートベルト効果体験車
高所作業車体験
クロスランドタワー下ではグルメブースが多数出店しています。
ホールの中も見てみましょう。
珍しくヘリコプターが屋内展示されています。
ベル社が開発中の「Bell 505 Jet Ranger X」です。
ちなみにこの機体はモックアップ。模型です。飛べません。
ですが、実際にコックピットの計器やコリジョンランプが点灯し、言われないとわからないほど本物に近い状態です。
コックピット
6月から10月までの4か月間、全国でこのモックアップを使用しデモツアーが行われています。
ちなみにお値段は1億円~2億円とのこと。
メルギューくんとメルモモちゃんも会場にいます。
このほか屋内には、自衛隊ブースや国土交通省のパネル展示、北日本新聞のミニ新聞作成コーナーなどがあります。また、劇場では陸上自衛隊第10音楽隊による無料の演奏会も行われます。