10月20日、富山県砺波市の陸上自衛隊富山駐屯地にて創立51周年記念行事が行われました。あいにくの雨模様でしたが観閲式や訓練展示、装備品公開などが行われたその様子をレポートです。なお、北陸地区での今シーズンの自衛隊の装備品展示があるイベントはこれが最後になります。今年はもう音楽イベントが残ってるのみで、基地公開や護衛艦一般公開などのイベントは予定されていません(申し込みが必要なものは除く)。
駐車場は砺波総合病院になります。無料のマイクロバスが運行しています。73式中型トラックが目印のようです。
基地入口。開始時刻の9時になるまで開きませんし、マイクロバスの運行も始まらないので注意。
記念行事のプログラムとマップ。ただし雨のため変更となっています。
09:00~14:00 一般開放
10:15~11:00 記念式典・観閲行進
11:00~11:15 音楽隊演奏
11:15~11:35 自走架柱橋訓練展示、油圧ショベル書道
11:35~12:00 模擬戦闘訓練展示
12:00~14:00 装備品展示
12:15~13:30 祝賀会食(関係者・招待客のみ)
12:00~14:00 うどんコーナー
09:00~11:45 野点
09:00~14:00 広報資料配布
11:30~14:00 記念撮影コーナー
目次
観閲式
記念式典が始まりました。第10音楽隊と富山駐屯地の第382施設中隊、会計隊、OB会の皆様が入場します。
祝辞。雨の中大変そうです。
富山駐屯地司令による巡閲。
観閲行進。だいぶ濡れてきてます。車両や航空機は登場せず人員のみでした。
81式自走架柱橋デモ
雨のため予定を変更。音楽隊演奏は後ほど体育館で行うことになり、油圧ショベル書道も中止。81式自走架柱橋のデモが行われました。
去年はグラウンドの高台で行われましたが今年は会場正面です。見やすくなってます。
富山駐屯地には6両の81式自走架柱橋が配備されており、最大で60メートルの橋をかけることができます。
重さ60kgもある部品を2人の施設科隊員で何個も運びます。気合が大事だそうです。
模擬戦闘訓練展示
金沢駐屯地の第14普通科連隊や第10戦車大隊、第10飛行隊により訓練展示が行われました。
第10飛行隊のOH-6D偵察ヘリがやって来ました。偵察はいつも87式偵察警戒車が行っており、去年はOH-1も参加しましたが今回は珍しくOH-6Dです。結構近くを飛びます。
続いて軽装甲機動車による偵察
81mm迫撃砲 L16
第10戦車大隊の96式装輪装甲車
96式装輪装甲車から普通科部隊が出てきます。
敵陣地に対して攻撃。今年は74式戦車はやって来ません。10メートルも離れていない距離での空砲射撃も見ものでしたが、さすがに危なくて中止になったのでしょうか?
迫撃砲の支援を受け敵陣地に突入します。
続いて会場手前のビルに敵が立てこもったという想定で、レンジャー部隊によるリペリング
真下を向いて高速に降下
おしりから。
降下後、的基地に突入し終了となります。
装備品展示
訓練展示で登場した車両や基地の装備品、銃火器の展示が行われました。さきほど81式自走架柱橋が設置した橋も実際にわたってみることができます。
油圧ショベルSK-200
96式装輪装甲車。第10戦車大隊は滋賀県今津駐屯地の所属ですが、滋賀県から富山まで普通に高速道路を自走してきたとのこ。運転手の方にお伺いしましたが、観光バスの乗客などはやはり驚いてガン見してくるそうです。
01式 軽対戦車誘導弾
5.56mm機関銃 MINIMI
89式 5.56mm小銃
野点
無料のお茶席です。お菓子とお茶が自衛隊の協力会によって振る舞われます。
お菓子。
お茶。車両の整備工場というなかなか油臭いところでいただくお茶も格別です。
うどんコーナー
訓練展示後、隊員食堂のうどんが無料で振る舞われました。
無料ということもあり、かなりの行列になります。