金沢出身の仏教学者鈴木大拙への理解を深めることを目的とした鈴木大拙館が会館2周年を迎え、10月18日~19日の2日間限定で夜間無料公開並びにライトアップが行われています。7月から金沢の夜の文化観光を広めるために始まった金沢ナイトミュージアム2013の一環でもあり、本多町界隈の松風閣、松風閣庭園、旧中村邸もライトアップされました。
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鈴木大拙館
本来の営業時間は9:30~17:00で、入場料300円が必要です。この期間に限り夜間は無料で訪れることができます。ただし駐車場は無いので近隣の有料駐車場を利用する必要があります。周囲の月極駐車場には絶対に駐車しないでください。
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特徴的なこの建物は、石垣や水景で金沢らしさを演出するとともに、鈴木大拙の世界を展開しています。「玄関棟」「展示棟」「思想空間棟」の3棟および、「玄関の庭」「水鏡の庭」「露地の庭」の3つの庭で構成されています。それぞれの空間を回遊することで、鈴木大拙について学び考えられるような作りになっているそうです。
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受付でスタンプラリーの用紙を受取り、入館します。長い内部回廊が続きます。途中「玄関の庭」を眺めるスペースがあります。
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展示物は撮影禁止なので写真はありませんが、鈴木大拙の書などが展示されています。
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ガラス張りの休憩スペースからはライトアップされた「露地の庭」が見えます。
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水鏡の庭。館内は三脚の使用は禁止なので写真撮影が目的の方はご注意ください。
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外部回廊
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思索空間。禅宗寺院建築で住職の居住スペースである四畳半の方丈をイメージした棟です。
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思索空間の内部。畳張りの椅子が敷かれており、禅を広めた鈴木大拙に習って座禅してみるのもいいかもしれません。四方入り口が空いているため、水鏡の庭や森を眺めることができます。この時期ですと、昼間は紅葉が楽しめます。
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ライトアップされた建物がのコンクリートが、どこか金箔のようで金沢らしさを更に演出しています。
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大きなクスノキが水面に映り、幻想的な空間になります。水面には時折波紋を作る仕掛けが仕組まれており、壁面に写った波紋を思想空間から見ることができます。
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思想空間で景色を眺め思いにふける方、写真撮影を楽しむ方、恋人同士て語り合う方などそれぞれが思い思いの過ごし方をしていました。
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鈴木大拙館からは耕雲庵の裏を通り、中村記念美術館へ移動できます。
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松風閣庭園(旧本多家庭園)
鈴木大拙館の裏を少し歩くと、松風閣庭園が見えてきます。江戸時代に加賀藩の家老「本多家」の庭として作られたもので、現在は北陸放送(MRO)の敷地となっています。以前はMROの建物を通らないと入れないため非公開となっていましたが、鈴木大拙館の開館によって一般公開されることになりました。
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松風閣(旧広坂御広式御対面所)。
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内部が公開されており、入れます。
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松風閣の縁側から庭を眺めます。池の手前には白い砂利が敷き詰められています。京都の庭園にも勝るとも劣らない絶景ですが、地元の人でも訪れたことがないという人も多い庭園です。
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中村記念美術館
こちらも夜間無料開放期間です。この裏手にある旧中村邸もライトアップが行われています。
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ナイトミュージアム 秋の夜―虫の音を聴く茶会が行われていました。
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中村記念美術館と鈴木大拙館を回るスタンプラリーも開催。両方の夜間展示を回ると先着順で特性のブックカバーがもらえます。結構しっかりとした作りでロゴもなかなかおしゃれです。
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