本多町界隈のライトアップ 鈴木大拙館&旧中村邸&松風閣庭園【金沢ナイトミュージアム】2014

金沢出身の仏教学者鈴木大拙への理解を深めることを目的とした鈴木大拙館が10月18日~19日の2日間限定で夜間無料公開並びにライトアップされました。7月から金沢の夜の文化観光を広めるために始まった金沢ナイトミュージアム2014の一環でもあり、本多町界隈の松風閣松風閣庭園旧中村邸もライトアップされました。

DSC_5269

鈴木大拙館

DSC_5254

本来の営業時間は9:30~17:00で、入場料300円が必要です。この期間に限り夜間は無料で訪れることができます。ただし駐車場は無いので近隣の有料駐車場を利用する必要があります。周囲の月極駐車場には絶対に駐車しないでください。

DSC_5296

館内マップ

DSC_5257

内部回廊を進みます。

DSC_5256

鈴木大拙は金沢出身の仏教学者で、日本の禅文化を海外に広くしらしめた金沢が誇る人物です。鈴木大拙館には、鈴木大拙の書き記した書物などが展示されています。展示物は当然撮影禁止なので、この建物を紹介していきます。

DSC_5258

水鏡の庭

DSC_5263

特徴的なこの建物は、石垣や水景で金沢らしさを演出するとともに、鈴木大拙の世界を展開しています。「玄関棟」「展示棟」「思想空間棟」の3棟および、 「玄関の庭」「水鏡の庭」「露地の庭」の3つの庭で構成されています。それぞれの空間を回遊することで、鈴木大拙について学び考えられるような作りになっ ているそうです。

DSC_5265

思索空間。禅宗寺院建築で住職の居住スペースである四畳半の方丈をイメージした棟です。

DSC_5302 DSC_5275

思索空間の内部。畳張りの椅子が敷かれており、禅を広めた鈴木大拙に習って座禅してみるのもいいかもしれません。四方入り口が空いているため、水鏡の庭や森を眺めることができます。この時期ですと、昼間は紅葉が楽しめます。

DSC_5280

大きなクスノキが水面に映り、幻想的な空間になります。水面には時折波紋を作る仕掛けが仕組まれており、壁面に写った波紋を思想空間から見ることができます。

DSC_5287

鈴木大拙館からは耕雲庵の裏を通り、中村記念美術館や松風閣庭園へ移動できます。

DSC_5309 DSC_5316

松風閣庭園(旧本多家庭園)

鈴木大拙館の裏を少し歩くと、松風閣庭園が見えてきます。江戸時代に加賀藩の家老「本多家」の庭として作られたもので、現在は北陸放送(MRO)の敷地と なっています。以前はMROの建物を通らないと入れないため非公開となっていましたが、鈴木大拙館の開館によって一般公開されることになりました。

DSC_5320

松風閣(旧広坂御広式御対面所)

DSC_5323 DSC_5324

内部が公開されており、入れます。

DSC_5326 DSC_5331 DSC_5332 DSC_5336 DSC_5341

中村記念美術館

18日~19日は金沢ナイト文化財2014~本多町界隈ライトアップ~として、夜間開館となっていました。17時以降の入館は無料。

DSC_5345

旧中村邸

旧中村邸もライトアップされています。7月にはプロジェクションマッピングの投影がありました。

DSC_5346 DSC_5348 DSC_5349 DSC_5351