白山市にあるJR西日本の金沢総合車両所 松任本所(旧 松任工場)の一般公開が8月23日(日)に行われました。松任本所は北陸本線や七尾線、城端線、氷見線など北陸地域で活躍する電車や気動車の全般検査や重要部検査を行う工場です。
毎年夏に一般公開されており、今年も夏休み中の子供さんらを連れた家族連れや、大勢の鉄道ファンで賑わいました。
金沢総合車両所へ。
同じく白山市にある北陸新幹線の整備工場白山総合車両所とは、別の施設となります。
金沢総合車両所はJR松任駅のすぐ側にあります。
会場ご案内MAP
構内を進みます。スタンプラリーも開催され、景品が配られていました。
入口には475系電車やディーゼル車などが並んでいました。
今回のダイヤ改正で引退、現在は解体待ち。
線路を走行できる保線用のクレーン車などを公開。
奥へ進みます。681系がいました。
元・北越急行のスノーラビットエクスプレスだった2000番台です。特急はくたか引退でJRが買い取り、現在は「しらさぎ」として運用されています。
赤色だった車両も、しらさぎカラーに塗り替えられています。
この編成では、車掌体験を実施。事前に応募したちびっ子たちがアナウンスなどを体験していました。
非貫通先頭車では記念撮影も。
方向幕は、ランダムに変えられていました。
中間車両は休憩スペースに。架線からではなく専用のケーブルから電気を取っており、クーラーも効いてます。
先日報道陣に公開された七尾線観光列車「花嫁のれん」も公開。
2015年10月3日より、金沢駅~和倉温泉間で運行を始めます。
既存のキハ48を改造した車両です。気動車ですが、電化された区間で運行されます。
前面部分にはLEDライト
輪島塗や加賀友禅、金箔といった石川県の伝統工芸をイメージしています。
車内も公開
壁に本物の金箔を使うという、グランクラスでもやらなかったような豪華さ。
1号車。個室になっています。
それぞれに名前が付けられていました。
日本庭園の飛び石をイメージした絨毯だそうです。
展示スペース。こちらも金箔が貼られています。
2号車。
イベントスペースや、大型モニターが用意されています。
ゆったり使えそうなトイレも。
工場を見学してみます。
整備中の車両や部品が並んでいます。
凹みや傷が見えますが、事故があった車両でしょうか。
415系
車輪の超音波深傷検査
台車や車輪関係も多数。
バラバラにされたDE15形ラッセル車
色塗りかけのツートーンカラー683系がいました。
このクレーンで、車体移動の実演が行われます。
638系の重さは42トン
30トンまで吊り下げることができるクレーンを2基使い移動します。
持ち上がりました。
工場の端へ移動
別の仮台車が置いてあります。
車両整備工場ならではの光景です。
あっというまに移動しました。
氷見の「忍者ハットリくん列車」がここにいました。
サンダーバード用683系。運転台の公開。事前の応募が必要です。
軌道自転車
トワイライトエクスプレスのEF81が展示されていました。
こちらの車両も、廃車待ちの状態です。
トラバーサー移動実演
飲食コーナー
物販・観光コーナー
鉄道資料館では鉄道模型展示
マクラギ交換実演
以上、在来線の整備工場「松任本所」一般公開の様子でした。今年1月に北陸新幹線の整備工場 白山総合車両所が公開され、開業後も実施するというニュースがありましたがそちらは現在特にアナウンスはありません。