2014年3月22日のグランドオープンを目指して準備が進められている小松駅前の科学館「サイエンスヒルズこまつ」 が、12月1日に一部施設をプレオープンしました。メインコンテンツのワンダーランドや3Dスタジオはまだ利用できませんが、わくわくホールやカフェレストランが開放されましたのでその様子をレポートです。
小松駅から一直線徒歩3分で来場できるようになっており、入り口にはもてなしゲートと呼ばれる流線型の屋根がついています。コマツ小松工場跡に建てられ、こまつの杜と並んで「ものづくりの小松」をアピールしています。
ヒルズパーキングという有料駐車場も敷地に用意されています。
ひととものづくり科学館のマップ。
グランドオープンすると屋根や庭に四季折々の草花が楽しめるようになります。屋上緑化は断熱効果を生み出します。
未来を意識してか電気自動車の充電スペース。
中に入ります。レンズに雨がついたまま撮影してました。全部の写真に水滴写ってます。反省。
ウェルカムエントランス
発券機。プレオームは無料エリアのみで、有料ゾーンはまだオープンしていません。まだ発券機は利用できませんが、入館料はすべてのエリアに入れる券が800円、3Dスタジオは600円、ワンダーランド・ミラクルラボ・フューチャーラボが500円、年間パスポートが4000円となります。
エボルプラザを背景に記念撮影ゾーン。残念ながらこの日は雨。
振り子の実験。
フリークライミング。グランドオープンすると登れるのでしょうか?
サイエンスヒルズでは風力発電や太陽光発電など、自然エネルギーを利用しておりそれらの発電量が見えるようになっています。
偏光板の実験。
一見何もなさそうなこの入口を偏光板で見てみると
このように弁慶や飛行機など小松市ゆかりの絵が現れます。子供さんたちが楽しそうに絵を探していました。
お土産屋。
宇宙食が売られていました。コスモアイル羽咋のようです。
熱気球や光ファイバーなど各種実験グッズがずらりと並んでいます。
JAXAの下敷きなど、宇宙関連が多め。
レインボーオアシス。休憩所です。
北陸先端科学技術大学院大学と金沢大学の研究紹介
熱電材料Bi2Te3などJAISTで合成された各種次世代材料の紹介
宇宙の電波を図るための衛星搭載装置
工作機械やLEDを作るSodickの紹介。従来の蛍光灯よりソディックLEDのほうが低電力、長持ちすることがわかります。
九谷焼の技と科学
九谷焼Q&A。
防衛省技術研究本部 F-2や10式戦車の開発で知られる通称TRDIの展示。一時期話題になった 球形飛行体が展示されています。
藤原泰衡の首桶から発見されたハスの種から発芽させた発芽
一見高層ビル群の模型のようですが、上からライトを当てるとSCIENCE HILLSの文字が浮かび上がります。
埋蔵文化財センターの展示物を一部ご紹介
およそ1億4000万年~1億年前の中生代植物化石
小松市滝が原町で産出した木の化石。
弥生時代の集落 八日市地方遺跡。出土品を顕微鏡で観察できます。
木星を投影した大型のディスプレイ
ものづくりや科学、ビジネスイベントを開催するイベントスペースです。750平方メートルのホールを3つに区切って様々なイベントが開催できるようになっています。イメージ図ではリニアモーターカーやラジコンヘリなどの展示の様子が書かれています。この日はレゴのイベントが行われていました。
レゴ マインドストームの講習会
子供さんたちが真剣な眼差しで取り組んでいました。
戦わせて遊んでるようです。
奥のCホールは飲食コーナーに。車も搬入できるようです。
結構おしゃれな空間です。
ワンダーランド、フューチャーラボ、ミラクルラボ、こまつビジネス総合プラザ方向へはまだ進めません。
2回に上がります。レンチキュラーレンズが階段に取り付けられており、鳥の羽ばたきや蝶が舞う様子がレンチキュラーアニメーションで楽しめます。
エレベーターはあえて透明にし、動滑車や定滑車、おもりに色がつき仕組みを観察できるようになっています。
「風の見える丘」夜には風を感知するセンサーが施設全体に設置されており、風に応じてLEDが光る仕組み。ぜひとも夜に訪れてみてください。
本日オープンのカフェレストラン「リストランテ・ジン(RISTORANTE Jin)」。ランチの予約はいっぱいで飲み物デザートのみ予約なしで利用できました。
ランチは前菜とピザがついて1,280円。ディナーは3,000円台とリーズナブルなお値段で、ミシュランの一つ星に輝いた「尾前武」シェフの料理がカジュアルに楽しめます。
このリストランテジンの開店に合わせて様々な有名人からの花贈が並んでいます。パチンコタイガーなどを運営する親会社「東洋コンツェルン」のパワーだそうです。
氷川きよし、哀川翔、ラサール石井、綾小路きみまろ、加藤茶、細川たかし、王貞治、剛力彩芽などなど。
2階からは隣接するコマツウェイ総合研修センターが見えます。
直径16メートルの巨大な3Dシアターの上部が見えます。日本最大級の立体視型全周3Dスタジオで、話題の4Kの高画質でプラネタリウム番組などが楽しめるようになります。
コインロッカーや自販機のコーナー。ただのコインロッカーではなく元素記号表になっておりそれぞれの元素の解説が書かれています。
コカ・コーラの自販機はゲームが出来る最新のタイプ。
照明が消えナトリウムランプが点灯するスイッチもついてます。
押してみました。
立方体に光を当てると、文字が浮かび上がるライト。まだ稼働していないようです。ニュース映像を見ると「ENJOY」や「HELLO」と表示されてるようなので、自分が見たときたまたま動いてなかっただけのようです。
オープまであと4ヶ月、期待が膨らみます。
追記
グランドオープンしたワンダーランドの様子をレポートしました。記事はこちらから。