スカイフェスとなみバルーン大会2018

10月6日(土)~8日(月・祝)、富山県砺波市の中村多目的運動広場にて全国の熱気球愛好家が集う「スカイフェスとなみ」が開催中です。10月の3連休恒例のイベント。チューリップに並ぶ砺波の名物で、砺波の空を色鮮やかな熱気球が彩りました。6日 大会初日の様子です。

熱気球は風が弱い早朝に上がります。今大会も競技開始は朝7時。会場のチューリップ公園そばの中村多目的運動広場へ。隣に駐車場があります。当然大会に参加する選手がメインのイベントですが、選手の邪魔にならない範囲であれば、会場のグラウンドに入ってバルーンを見ることができます。

離陸の準備が進められます。

まず、大会公式バルーンが立ち上げられます。

バルーンにも様々な競技があり、今回行われるのはうさぎ狩り(Hare and Hounds)という競技。

大会スタッフのバルーンが先に出発。そのバルーンがしばらくしてマーカーを地面に落とします。選手のバルーンはあとからそれぞれ出発し、大会のバルーンが落としたマーカーからどれだけ近くに自分のマーカーを落とせるかを競う競技になります。

という気球のあれこれ

また、合わせて激写ヘリサインという競技も行われます。

ですが砺波市、朝7時ごろはこの視界。

高岡戸出や南砺市は快晴なのに、砺波にだけ雲海が広がるという自体に。

遠くのバルーンが全く見えません。

選手からも「怖い」「これで上がったら死ぬ」といった声が聞こえてきました。

ということで、離陸は待てという指示が出ました。

いつもは、準備ができたバルーンからどんどん上がっていきますが、今回は全機この状態で待機。

ここまで密集してバルーンを眺められることは、あまりありません。

所狭しとバルーンが並ぶ様子は圧巻でした。

結局しばらく待っても天候は回復せず。

大会スタッフが気象台に問い合わせたところ、1時間ほどで天候が回復する見込みとのこと。

競技開始を1時間後にずらしました。とはいえ通常早朝に上がるバルーン。日が上がってくると風が吹いて、飛べないこともあります。

そして午後8時半。

さっきまで周囲を覆っていた霧は完全に消え去り、晴天が広がりました。

色鮮やかなバルーンが青空に映えます。

各チームのバルーンも、再度立ち上げします。

大会バルーンが離陸。競技スタートです。

競技者のバルーンも後を追います。

続々と離陸

離陸すると、バルーンは巨体に似合わず結構なスピードで上昇していきます。

バルーンは基本的に風に流されて飛ぶ乗り物。一度離陸すると会場には戻ってきません。

この密集した様子が楽しめるのは、離陸時のみとなります。

バルーンは稲刈りが終わった田んぼなどに着地します。そのため富山の散居村では、田んぼに稲がない4月と10月にバルーンの競技が行われます。

離陸したバルーンを、それまでロープで支えていたハイエースなどのチェイスカーが追いかけます。

今回エントリーしたバルーンは32機

全国各地から集まってきています。

たくさんのバルーンが大空を遊泳する様子は、砺波の風物詩

バルーンは小矢部の方向へ飛んでいきました。

このイベント8日まで開催されます。7日は体験係留が予定されていましたが、天候が悪く中止が決定しています。