10月10日~12日、富山県砺波市の中村多目的運動広場にて全国の熱気球愛好家が集う「スカイフェスとなみ」が開催中です。チューリップに並ぶ砺波の名物で、砺波の空を色鮮やかな熱気球が彩りました。10日大会初日の様子です。

会場のチューリップ公園そばの中村多目的運動広場へ。隣に駐車場があります。当然大会に参加する選手がメインのイベントですが、選手の邪魔にならない範囲であれば会場のグラウンドに入ってバルーンを見ることができます。

朝6時半頃。会場では選手のブリーフィングが行われていました。バルーンのチェイスカーやそれにつながったバスケットが並びます。右の列は体験係留の整理券配布列。10日、11日は体験係留も行われ、一般の人でもバルーンに乗せていただくこともできます(500円)

まず、紅白カラーの大会公式バルーンが立ち上げられます。

バルーンにも様々な競技があり、今回行われるのはうさぎ狩り(Hare and Hounds)という競技。

大会スタッフのバルーンが先に出発。そのバルーンがしばらくしてマーカーを地面に落とします。選手のバルーンは5分後にそれぞれ出発し、大会のバルーンが落としたマーカーからどれだけ近くに自分のマーカーを落とせるかを競う競技になります。

選手のバルーンも一斉に立ち上げ準備が進められます。

バルーンは高さの調整はできますが、進路は基本的に風に流されるまま。

できるだけ同じ風向きの時に離陸したほうがいいのか、バルーンが密集します。


扇風機で風を送って膨らませ、バーナーで空気を温めます。

他のバルーンも起き上がります。


紅白のバルーンが出発しました。

今回参加する機体は29機

北は東北、南は九州から集まったそうです。

いざ離陸すると、結構なスピードで上がっていきます。バルーンが離陸すると、チェイスカーと呼ばれる車(ハイエースやキャラバン)もバルーン回収のため追いかけます。

朝7時半頃の様子。風が弱い早朝の時間を狙って、バルーン競技は行われます。

何機ものバルーンが立ち上がる様子は見応えがあります。

高さは20メートルくらいあります。

重さは250kg

カメラのサンプルのような写真が取れるということもあり、大勢のカメラマンが集まっていました。

うっすらと雲がかかっているのが残念なところ。

1機にのる人数は1~数人とバラバラでした。

ちなみにこのバルーンのお値段、1機150万円~350万円にもなるとのこと。

バルーン以外にも、車の購入費なんかも必要なんだそうです。

イベントなんかだといろいろな形のシェイプドバルーンなんかが目立ちますが、この大会に参加するバルーンは一般的な形のもののみ。

大空にバルーンが無数に浮かぶ様子。

砺波のあちこちから、この様子は見ることができます。

わりと長いこと飛んでいました。ボンベ1本で30分~40分飛べて、それを3~4本積みこむそうです。

すべてのバルーンが離陸した後、体験係留が行われました。

バルーンはこのあと田んぼに着地します。

そのため稲作してない4月と10月にこの大会は行われます。

このイベント、12日まで続きます(12日はフリーフライト)。体験係留は11日まで。

朝8時までには体験係留の機体以外は全部離陸してしまうので、密集する様子を見たい場合は早起きしましょう。
