8月24日、重機を製造・販売する世界的企業の小松製作所の粟津工場にて「工場開放デー2014」が開催されました。重機のデモンストレーション、トッキュウジャーショー、そして5月に稼働したばかりの新工場一般公開が行われ、家族連れなどでにぎわいました。その様子をレポートです。
世界トップクラスの規模となるコマツ、その本拠地となる小松市の粟津工場は広大な敷地を有しています。駐車場は複数用意されており、入り口も複数あります。
第1入口から入ってみます
粟津工場案内図。複数の工場があります。手書きで追記されているのが本日公開された新組み立て工場。イベントのメイン会場は第1駐車場です。
敷地内を歩きます。
本当に広いです。
ゲストハウスを抜けて
メイン会場へ。こちらの紹介はのちほど。
メイン会場から新工場まで、無料のシャトルバスが運行しています。歩いていけない距離でも無いですが、助かります。
工場見学
工場がでかすぎるのか全容が見えませんが、入口へ入ってみましょう。
広大な空間に2つの組立ラインがありました。
この工場では20種類の重機を組み立てています。
左がブルドーザーやショベル系。無限駆動タイプのようです。右がホイールローダーなどタイヤがついたタイプ。
もともとは2つの工場で製造していましたが、効率化のため2種類の工場を1つに統合しました。
超大型油圧ショベルPC4000、PC300の組立工場である金沢工場では一品物という感じでしたが、こちらはどちからといえば車に近いライン作業のようです。
ラインの周りには各種部品が用意されています。
中央緑の部分が、ラインになっており床ごと出口に向かって動きます。車両と、その組立に必要なパーツが同時に流れるので組み立て間違い防止や効率化になっています。
ラインは止まっていますが、組立途中の重機が並んでおり、出口に向かって歩いて行くと徐々に組み上がっていく様子が楽しめます。
奥のエリアがサブエリアで、メインエリアにくるまでに塊単位でおおまかに組み上がった状態で運ばれていきます。
この工場では1つのラインに複数の機種が並びます。また同じ機種でもオプションの違いなどで装着するパーツも異なります。
ほぼ完成。ここから試験エリアにいきます。そちらは撮影禁止でした。
工場の生産に関係ない設備はすべて地下にあり、床の凹凸を極力減らしています。クーラーも地下にあって、床の金網から冷気が出てきます。
高さ18メートルあり、照明はLEDです。外の明るさに応じてLEDの明るさも変わるようで、省エネになっています。
ラインスタート地点。
ラインの周りに並ぶ各部品。これはバッテリー。
メインバルブ
バケット
テイルランプでしょうか
こちらはホイールローダーのライン
運転席のはめこみ
タイヤをはめて自走できるようになるとコンベアのラインから出るようです。
検査待ちの車両
検査が終わって出荷待ちの車両。
出荷待ちの車両は工場外にもずらりと並んでいました。この工場では1日で平均36台の建機を生産しています。
出荷待ちの重機と記念撮影もできるようです。
メイン会場
陸上自衛隊・航空自衛隊に配備されている軽装甲機動車が展示されていました。コマツでつくっています。この工場で生産しているのかどうかは確認しませんでした。
この車両は納品したものではなく、社内の研究開発で使用するそうです。
ペットボトルキャップを集めるホイールローダー
ホイールローダー体験試乗
ショベルカー体験
フリーマーケット
各種模擬店
社員食堂を開放し休憩コーナー
ゴルフコーナー
トッキュウジャーショー。子どもたちの目当ては、どちらかというとこっちが目的のようです。
トレジャーハント島
なかなかのにぎわいとなっていました。
建機デモ
コマツの建機のデモンストレーションが行われました。
ショベルカーやホイールローダーなど複数種類の建機が並びます。
まずはショベルカーがご挨拶
コマツ社員のお兄さんお姉さんたちが運転します。
つづいてホイールローダー5台が目の前に現れました。
結構迫力あります。
ブルーインパルスのレベルオープナーのように広がるホイールローダー。建機でこんな動きをさせるのはさすがメーカーという感じです。
ショベルカーのアーチを通るホイールローダー。
モータグレーダ
ホイールローダーからカラーボールのプレゼント
子どもさんたちが群がりました。
この車両デモンストレーションは4回行われたようです。