加賀百万石「盆正月」鷹匠実演

毎年百万石まつりに合わせて、金沢城公園にてかつての「盆正月」を再現したイベントが開催されます。当時の遊戯や祭りの様子を再現した町家風のテントやステージイベントが開催されました。

今年は特別企画として、毎年2月に開催している鷹匠による放鷹術の実演も行われました。

金沢城公園へ。縁日のようなテント、各種ワークショップのテントが並びます。

近郊の都市の観光PRブースも出店。

鷹狩の実演は新丸広場で行われます。

今回実演を行う鷹匠と、鷹のお披露目。

鷹匠は秋・冬がメインの活動時期

メインで活躍する鳥はこの時期繁殖期に入っており、いつもは出てこない鳥を連れてきたとのことです。

鷹装束を身にまとった波多野鷹匠が解説を務めます。

餌合子とよばれる餌が入ったケースで音を立てて、河北門にいる鷹を呼びます。

まずは、地面に降りた鷹を呼び寄せる実演から。

餌を地面に落として鷹を下ろしたあと、すばやく自分の腕に呼び寄せます。

鷹を驚かせないよう、背中を向けます。

戻ってきた鷹に、素早く餌を与えます。

1日に与えられる餌の量は決まっているので、実演できる回数も限られます。

続いてベンガルワシミミズク

フクロウというと夜のイメージですが、昼間も活動できます。

鷹に比べて大きな体ですが、非常に静かに飛ぶことができます。

ハリスホーク

「振替」と呼ばれる技を披露。

2人の鷹匠の間を、鷹が行き来します。

オオタカ

ハリスホークとセアカノスリのハイブリットで、振り鳩を実演

空中で見事に疑似餌をキャッチ

一般の方も振替を体験

続いて小学生の体験

疑似餌を持って走ってもらい、鷹が後から追いかけます。

走りきる前に、素早く疑似餌を捕らえることができました。

約30分ほど、実演が行われました。

実演の終了後、写真撮影や質問に応じられていました。