第44回加賀友禅燈ろう流し

2018年6月1日(金)、百万石まつり協賛行事として、今年で44回目となる加賀友禅灯ろう流しが浅野川で開催されました。友禅流しで知られる浅野川に、色鮮やかな灯ろう1200個を流し、幻想的な空間となりました。

会場は金沢市浅野川、天神橋から浅野川大橋の間です。

水量が少ないと灯ろうがスムーズに流れないことがありますが、今年は前日に雨が降り、十分な水量があります。当日も、晴れ空が広がりました。

灯ろう流し開始は午後7時から。徐々に観光客が集まってきます。

金沢の定番観光スポットひがし茶屋街に隣接していることもあり、周辺に駐車場は多数あります。7時前まで空きは十分にあります。ただし灯ろう流しの日は金沢市内で子供ちょうちん行列が行われており、各所で渋滞が発生しています。

ミス加賀友禅も会場に花を添えます。

こちらが灯ろう。友禅作家や地元の子供たちらが作成したもので、およそ1200個あります。

7時より、読経が始まります。

トップバッターは金沢市長。自身で「月」という文字を書いた灯ろうを流します。

地元の小学生らも灯ろう流しに参加。

そして、上流から多数の灯ろうが流れてきます。

先着100人、1000円で灯ろう流しを体験できます。

周囲が暗くなってくると、ろうそくの優しい光が、ロマンチックに演出します。

灯籠は、周囲を覆った和紙がロウで補強されており、火が燃え移ったり水没しにくくなっています。

橋の上、特に浅野川大橋は渡るのに数分かかるなど、ごった返していました。

なお、橋の上では完全に撮影禁止となりました。

警察の方が多数「橋の上がベスト撮影ポイントなのはわかりますが、安全のため立ち止まらないでください」と誘導しています。

ポプテピピックのポプ子とピピ美が流れてきました。金沢大学美術部1年生の作品。

毎年、ムーミンやぐでたまなどかわいらしいキャラクター灯ろうが混じっており、観光客らを和ませていましたが、今年のキャラクターは異質です。

灯ろうは、浅野川大橋付近で、下流に流れないよう網でせき止められます。

密集した灯ろうも、綺麗です。

なお、イベントの終了後、この密集した灯ろうが火災を起こしました。激しく炎上しましたが、幸いけが人はいませんでした。

翌日は百万石行列やミリオンロックが開催されます。