百万石祭前日に毎年浅野川にて開催される「加賀友禅燈ろう流し」が、2016年6月3日に開催されました。ここ浅野川は友禅流しで有名ですが、この灯籠も友禅作家の方が書かれたものです。提灯行列と同じ日に開催される、金沢の情緒あふれる伝統行事です。

会場の金沢市浅野川の河川敷へ。去年、一昨年と2年連続で天気が悪かったのに対して、今年は快晴。周辺の有料駐車場はすぐにいっぱいになるので、バスか遠くの有料駐車場を利用します。

スタッフ用のテントと、式典用の太鼓が並んでいます。

ミス加賀友禅の方。撮影させていただきました。

灯籠流しは1000円で一般のかたも参加可能。

灯籠は、周囲を覆った和紙がロウで補強されており、火が燃え移ったり水没しにくくなっています。

蝋燭で柔らかな光を放ちます。

加賀友禅大使の方々

午後7時、イベントが始まります。亡くなった友禅作家らを供養する意味もありますので、加賀友禅 龍国寺の住職による読経が行われます。市長や行政関係者、加賀友禅関係者らがご焼香します。

山野市長による灯籠流し。市長直筆の文字が書かれています。

梅ノ橋の上流から、たくさんの灯籠が流れてきました。

市長につづいて、関係者や、ミス加賀友禅の方々による灯籠流しが続きます。


灯籠のサイズは20センチ~40センチ四方

ゆっくりと上流から流れてきます。

今年は天気が良かったことも合ってか、例年以上の集客があるようでした。

浅野川大橋は大混雑

梅の橋の様子

川沿いの道路にもびっしりです。外国人観光客も多数見られました。

日もだんだんと落ちてきます。

上流からは、灯籠が引っかからないようコースが作られていました。

天気がいいと心配になるのが水量ですが、問題なく灯籠は流れてくれました。


川の中へは一般の方は入れませんが、川辺まで降りて鑑賞される方も。



熊本地震の復興を祈って、くまもんが書かれた灯籠なども見られました。


流れた灯籠は、中の橋付近で網にかかります。

ぐでたま

灯籠は回収されて、また来年使用されます。

明日は百万石行列が行われます。
