2022年10月15日(土)~16日(日)、航空機の整備士やパイロット、キャビンアテンダントを育成する日本航空学園(日本航空大学校・日本航空高等学校石川) 能登空港キャンパスの学園祭「航空祭」が開催中です。航空関係の専門学校ということで、航空機の展示やフライトショー、ヘリコプター遊覧飛行などが開催されます。
能登空港から徒歩2分、会場の日本航空大学校・日本航空高等学校へ。無料の駐車場が周辺に用意されており、学生が丁寧に誘導してくれます。
日本航空学園は、山梨や千歳、ここ能登などにキャンパスを持つ日本最古の総合航空教育機関です。能登空港キャンパスには高校である日本航空高等学校石川と、18歳から入学する専門学校である日本航空大学校があります。高校には整備士、キャビンアテンダント、パイロットを目指すコースがあります。専門学校ではさらに航空機の製造を学ぶ学科が増えます。
エプロン地区へ。能登空港の滑走路に隣接し、実際に多数の航空機を保有しています。また、学園祭ですので模擬店も並んでいます。
YS-11 JA8805
YS-11 JA8781。もう1機の静態保存機JA8777は能登空港エプロンへ移動してスペース開けてました。
YS-11 N462AL。上記3機のYSは飛行できませんが、こちらのYS-11は飛行可能な機体です。耐空証明は残っており、今でも3か月に1度エンジンを始動してテストしているとのこと。ただパイロットがいないので飛ばせないそうです。
4年前の2018年に能登空港に飛来した時も、パイロットは外人でした。この時の情報では1年間のみ航空学園で預かるとの話でしたが、なんだかんだ4年間。
セスナ172K JA3421
ビーチクラフト65 JA5111。元JAXA。
アグスタウエストランド AW109 JA10YM。元 富山県ドクターヘリ。学園の機体ではなく、イベントに合わせて飛来した外来機です。
陸上自衛隊のUH-60JA
整備士でメカニックに興味のある学生が多いからなのか、珍しくノーズのハッチをオープン。
コックピットに座れました。
陸上自衛隊 OH-1
そのコックピット
Sikorsky S-76 JA9982 元セコムの機体。奥はJA6691
ベル206B 2機
元 航空自衛隊 T-3 #530
MH2000A JA007E
フライトシミュレーター
シューター
CA訓練用の部屋。中ではCAアナウンス体験やってました。
CAカフェ。本物のANAのCAのエプロンを着用した学生さんらが、飲み物やドーナッツでおもてなし。
屋外には高校の文化祭らしく、屋台。
ステージイベント。ここではダンスを披露。
観閲行進
航空学園は、日本で唯一観閲行進を行う学校。見どころです。
ダンスカンパニーのショー
全校生徒がグラウンドに。
理事長による巡閲
今年の生徒会長は、女性の方。
石川県知事になった馳浩の挨拶
元総理大臣 森喜朗の挨拶
観閲行進。生徒会長を先頭にスタート。
吹奏楽部
各国国旗隊
各部活動の旗
クラス別や部活ごとに、高校生の1年生から行進
以前の観閲行進は夏服だったかと思いますが、今年は冬服。10月の3連休開催だったこのイベントが、1週間ずれたせいでしょうか?
モーターサイクル部
観閲飛行。パイロットは高校生。
セスナ206 JA774J、パイパーPA-28 JA3829、パイパーPA-28 JA3901、Scheibe SF-25 Falke JA2436。
フライトショー
小型機3機、ヘリコプター1機、モーターグライダー1機によるフライトショーです。
カウントダウンとともに全機一斉にエンジンスタート。能登空港は去年、中部国際空港のリモート管制から、大阪国際空港(伊丹)からのリモート管制に変わりました。
セスナ206 JA774J、パイパーPA-28 JA3829、パイパーPA-28 JA3901、Scheibe SF-25 Falke JA2436が能登空港の滑走路へタキシング。
セスナ206のパイロット、女性の学生さんでした。この方は高校生ではなく大学校の方だったと思いますが、滑走路脇はアナウンスが聞こえづらく曖昧。
先ほどまで有料の遊覧飛行を行っていたベル206 JA6113も参加。
各機離陸
ベル206のフライト
セスナとパイパーのトレイル隊形
ファルケの軽やかなフライト
デルタ隊形
レベルオープナー
最後に翼を振って学生からご挨拶
着陸
帰投
航空祭は明日まで続きますが、外来機が帰投します。
UH-60JA
OH-1