コーラ工場見学 第14回北陸コカ・コーラ砺波工場サマーフェスティバル

北陸地区+長野県で流通するコカ・コーラ製品を製造する北陸コカ・コーラボトリング株式会社の砺波工場で、毎年恒例の「サマーフェスティバル 」が8月30日(日)に開催されました。ステージ・フードイベントや生産ラインの一般公開が行われ、家族連れなどで賑わいました。

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会場の北陸コカ・コーラ砺波工場へ

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生憎の雨により、いくつかの催しものは中止になっていましたが、それでも大盛況です。

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午後からは少し雨も収まりました。

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飲料を出荷するトラックヤードでイベントは行われました。屋根があるので助かります。なかなか巨大な工場です。

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ステージはメインステージとサブステージの2箇所があり、YOSAKOIや地元の中高生らの吹奏楽演奏、ニンニンジャーショーなどが行われました。

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ダンスショー

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「富山で踊ってみた」でお馴染みのぶらっくすわんさん。千本桜やラブライブのNo Brand Girlsなどを踊りました。

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コカ・コーラ社の飲み物は、無料で飲み放題となっていました。

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ウォーターバルーン

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一番くじ

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富山県のグルメやラーメン、コカコーラ製品を使った世界の肉料理などが多数出店

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グルメイベントとしても、なかなかの規模です

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それでは、工場を見学してみます。普段、予約することで見学ができますが、この日は予約無しで見学することができました。

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入口では「いろはすとまと味」を無料で配布

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歴代のコーラーの製品が並びます。

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ペットボトルをリサイクルしてできる製品

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砺波工場製造ラインレイアウト図。

第1製造棟にはガラス瓶ライン、ペットボトルライン、コーヒー・茶缶ライン。第2製造棟にはアセプティック4号ラインと5号ラインが入ります。充実した製造・充填設備があり、様々な製品がこの工場だけで作れるので、北陸地区ではほとんどのコカ・コーラ製品のほとんどが、キャップにこの工場で製造されたことを表す「HTO」のマークが書かれています。

コカ・コーラはフランチャイズモデルを採用しています。コカ・コーラ本社が製品の開発やマーケティングを行い、各ボトラー企業が実際に製造・販売しコカ・コーラ本社にライセンス料などを支払うビジネスモデルです。

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見学通路から、コカコーラ製品が製造・充填される様子をガラス越しに眺めることができます。

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こちらはコーヒーやお茶を抽出し、調合するブレンド室です。

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抽出機や、抽出されたコーヒーやお茶を貯めるタングが並びます。

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ここで液を調合して製品を調製し、隣の充填室に製品液が流れます。

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こちらがガラス瓶ボトリング室。ガラス瓶に充填される製品はこのラインを使用します。

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ペットボトリング室。無菌充填する必要のないコーラなどはこちらで充填されます。

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液処理装置。水とシロップを適量混合し、炭酸ガスを加えます。隣の装置は充填機。

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充填機。500mlペットボトルであれば1分間に600本というスピードで飲料を充填します。

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キャッパー。ペットボトルにキャップを締めます。

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レベルチェッカー

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製品の充填量などを自動で検査します。

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缶ラインへ

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缶ラインは1分間に1500本のスピードで充填し、缶の蓋を締めます。

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フィラーやリンサーなどが並びます。

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ノズルも大量

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ジョージアエメラルドマウンテンブレンドブラック158g缶を製造していました。

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パッキング室へ、生産された製品を検査し、ラベルを張り、ケースに詰めます。

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缶ラインのパッキング。

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レトルトと呼ばれる機械で、熱消毒を行います。

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製品の重さなどを測定。

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賞味期限などを印字。ケースに詰められ出荷します。

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こちらはペットボトルのパッキング。

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充填されたコーラが大量に流れてきました。

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パストライザー。製品を熱消毒します。コーラなどは熱消毒の必要がありませんが、充填されたばかりのコーラは温度が0度と冷たく、そのままダンボールに詰めると結露しダンボールが敗れてしまうので、温度を上げます。

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パストライザーから出てきた大量のコーラ

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このあとラベラーに進み、ラベルが貼られます。

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ケーサーと呼ばれる機械でダンボールに詰めて、パレタイザでパレットに積み上げます。

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第2製造棟へ。ブロー室。プリフォームと呼ばれる試験管のようなペットボトルの元を熱でふくらませてペットボトルを成形します。

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成形されたペットボトルは、このエア搬送コンベアによって運ばれます。キャップ部分を掴むので、どのようなサイズのペットボトルにも対応することができます。

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充填室。充填したあと製品ごと熱処理を行う従来のペットボトルラインと比べて、このアセプティックラインはチャンバーで囲まれた無菌空間内で製品を充填します。あらかじめ滅菌されたペットボトルに無菌空間で製品を充填するので、あとから熱処理を加えずにすみます。ペットボトルに熱耐久性を持たせる必要が無いので、ペラペラなペットボトルに水やお茶を充填することができるようになりました。

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パッキング室。奥の部屋が電子線滅菌(EB滅菌)を用いたアセプティック5号ラインです。

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こちらではいろはすが製造されていました。これらいろはすや飲料に用いる水は、地下水が用いられています。しかしEB滅菌などの導入により水の使用料を抑える取り組みなども行っています。

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