2016年9月22日(木・祝)、北陸新幹線の車両を整備する「白山総合車両所」が一般公開されました。来場者を制限しない一般公開は去年に引き続き2回目で、家族連れや鉄道ファンが多数来場しました。
一般公開されたエリアは去年と変わりませんので、各施設の詳細な説明は去年の記事へ。
一般公開は10時~15時。入場無料。
白山総合車両所に駐車場は用意されていませんので、JRを利用し加賀笠間駅から歩くか、車の場合金城大学の臨時駐車場を利用します。
臨時駐車場からのシャトルバスは行列
会場となる白山総合車両所へ。
一般公開されるエリアの案内図
トラバーサを通って工場へ移動します。
車体検修・車体塗装場
ここではミニ新幹線の乗車体験を行っていました。
台車検修場へ
台車の検査・修理を行う施設です。18ヶ月に1度の台車検査、3年に1度の全般検査の際に使用されます。
新幹線から取り外された台車が並んでいます。
台車の検修はこのような流れで実施されます。
モーターやブレーキなどの部品も展示されていました。
台車検修場にて、車体から台車を脱着するために使用する、昇降装置の実演が行われました。
W7系W1編成の6号車、7号車が並んでいます。ちょうどW1編成の全般検査を行っているようです。W2編成、W4編成・・・W10編成と偶数編成の検査が終わり、奇数編成の全般検査に入ったようです。
シートにはビニールがかぶせられています
仮台車を履いていました。
車体は再塗装も行われるのでピカピカに。
昇降装置の実演
クレーンは使わずに、専用の装置を使用して車体を持ち上げます。
総合事務所の屋上へ。車庫側。
屋上には、本日仕業・交番検査庫に出入りする新幹線の時刻と編成番号が貼られていました。
下の食堂は営業中
車体検修・車体塗装場では飲食物やグッズの販売
各種鉄道グッズが売られていました。
ちなみにW1編成の3号車はここにいました。
トラバーサ移動実演
車両を横に移動させる際に使用する装置です。
こちらにはW1編成の1号車がいました。
連結器のカバーが外されています。
屋外では保守車両の展示。
高速確認車
架線保守車
仕業・交番検査庫
1~3番線では実際に清掃・点検作業が行われています。
一般公開の5時間の間に、14本の出入があり、1~5番線まですべて埋まることもありました。
車庫からW7・E7系列がやってきます。
一旦停止し、ホーンを鳴らしてゆっくり入場
新幹線が間近で動く様子をみなさん見入っていました。
全検整備線ではW1編成の8号車~12号車の床下が公開されています。
車両移動機。バッテリーを搭載し、12両編成を一度にけん引できます。
12号車側
ロゴのシールが綺麗に貼り直されています。全般検査からロゴの形に合わせてシールがカットされるようになりました。
この検査中のW1編成と、4番線にいたW4編成で先頭車両の記念撮影を行っていました。
除雪車
なお、白山総合車両所では10名~40名の団体に対して、火曜日および金曜日に施設見学を実施しています。