刈込池の紅葉が見ごろ 行き方、駐車場、混雑情報

福井県大野市の景勝地「刈込池」の紅葉が見ごろを迎えています。刈込池は白山三ノ峰のふもとの原生林に囲まれた周囲400メートルの池。紅葉が水面に映る水鏡が楽しめることから、人気の紅葉鑑賞スポットです。駐車場から約1時間ほど登山道を登らないとアクセスできません。十分な準備が必要です。

行き方

刈込池は車で行くことができず、近くの上小池駐車場から徒歩約40分~1時間かけて山を登りアクセスします。

県道173号 JR九頭竜線勝原駅のあたりから約20km、車で上小池勝原線を登ります。すれ違いができないほど狭い道が延々と続きます。狭い山道ですが、紅葉シーズンは交通量が増加します。

この約20kmの山道、携帯の電波が通じません。

池に行って帰ってくるまで約4時間~5時間、通信手段が無くなるので十分に注意してください。

山道の途中にはサコサガ滝。車を止めて撮影。

上小池勝原線の中間あたりには鳩ヶ湯温泉があります。

ここから先は、駐車場の空き状況によっては交通規制が行われます。係の人が3km先の駐車場にいる別の係の人と無線で連絡を取り合い、降りてきた台数分だけ通行が許可されます。

午前5時半ごろでは規制はありませんでしたが、帰路の午前9時半ごろに様子を見ると、鳩ヶ湯温泉手前で駐車場の空き待ちの長い車列ができていました。写真に写っている車列、駐車しているのではなく、通行許可待ちの様子です。

日が昇った帰路の写真を使って解説していますが、実際は日の出前に駐車場を目指しています。周囲は真っ暗、電波も無し。一歩間違えたら斜面に真っ逆さま。(停車して撮影)

上小池勝原線を進むこと30分、突き当りの上小池駐車場へ。

上小池駐車場は、紅葉シーズンの休日だと車中泊の車で夜通し満車となっています。県外ナンバーの車も多数。

駐車場からあふれた車は、路上駐車するように案内があります。必ず左寄せで駐車するように。午前5時40分頃到着で、駐車場まで50メートルの位置に駐車できました。

日が昇るにつれて路上駐車の車列は伸び、約850メートル下の下小池駐車場まで数百台分続いていました。

この下小池駐車場からでも刈込池を目指すことはできますが、その分歩く距離が増えます。なるべく早朝、日の出前に訪れることをお勧めします。

刈込池に向けて登山

上小池駐車場にはトイレも用意されています。この先トイレはないので、ここで済ませておくように。

ジュースも売ってました。ほぼ登山道のような山道を、1時間弱登ることになります。登山用の装備・服装で来ることをお勧めします。

三ノ峰に登山される方は、ここで入山届を提出。刈込池に行くなら不要。トレッキングステッキが無い方のために、木の棒を無料貸し出し。

5時55分。刈込池に向けて出発。公共施設以外は私有地。林産物の採取、遊歩道以外の立ち入りは禁止。

早速林道を進みます。靴は泥だらけになりますし、滑るのでなるべく登山用のシューズで来てください。

5分ほど進むと、分岐点。刈込池まで1.3kmの「石段コース(約50分)」と、刈込池まで2.4kmの「岩場コース(約60分)」の2つに分かれます。案内板には往路は石段コース、帰路は岩場コースが推奨と書いてあります。

石段コース

指示に従い「石段コース」選択しました。橋を渡ります。

刈込池までほぼ真っすぐ、686段の石段を登りながら進むルートです。

普段登山を全くしない人間には、この石段はかなりハード。息を切らしながら、何度も立ち止まって休憩しました。ちなみに池の標高は1100メートル。

この石段でだいぶ汗をかくことになりますが、この後に池の前で日差し待ちになります。防寒具は用意しておくように。朝は冷え込みます。

石段を登りきました。ブナの木が生い茂った道を進みます。クマ出没注意の案内があちこちに。熊鈴はつけておくことをお勧めします。

出発から45分。池畔に到着。石段の途中でベンチに座って5分ほど休憩していましたが、案内板に書かれていた目安の時間(50分)よりも早めに着くことができました。

岩場コース

岩場コースの様子も掲載。(帰りは岩場コースから降りてきたので、後ろを振り返って往路風に撮影し、順番を逆に掲載)

分岐点から打波川に沿って、緩やかな道をしばらく歩きます。

ところどころ水たまりができており、足元がぬかるんでいます。

三ノ峰に登山される方は、この道から登山道が分岐します。

池の反対側まで、この歩道で回り込むイメージ

橋を渡ります。ここからあと20分。

橋を渡ると、最後に岩場が登場。池まであと500メートル。

足場の悪い岩場を登りながら進みます。段数が石段コースよりも少ないのでまだマシですが、どちらのコースを選んでも結局段差を登ることになります。

岩場を登り切ってしばらく進むと、刈込池に到着です。石段コースより歩く距離は長くなりますが、幾分か楽に到達可能。

撮影ポイント

午前6時45分の時点で、先客は十数名ほど。

朝早くから三脚を立てて、場所取りをされていたようです。

人気の景勝地ですが、池を見渡せる撮影ポイントはそんなに広くはりません。

ベストポジションは早々に三脚で場所取りされて埋まっています。

木の枝や草に邪魔されない場所を探します。

この場所は手前に水草が多いので空が反射しませんが、枝や草が映り込まない場所を確保できました。

刈込池の景色

目の前には刈込池の美しい景色が広がります。

三連休初日、紅葉はまさにピーク

紅葉の時期では、三ノ峰に冠雪はありません。

風はなく、水面は非常に穏やか

非常に綺麗な水鏡が楽しめます

湖沼霧が発生していました。

15年ぐらい刈込池に通っているというベテランの方も、ここまで条件がいい日はあまりないと話していました。

池に日が差し込むのは午前8時過ぎ。それまで待機となります。

登山客も続々と増えてきます。手持ちの一眼やスマホでちょっと撮影するぐらいの隙間はありますが、三脚を立てられるスペースはあまりありません。

8時ごろ、左端の木から徐々に日が差してきました。

周囲からは歓声とシャッター音が響きます。

三ノ峰と刈込池に日が差し込んで、全体が明るくなりました。午前10時ごろまでこの光線状態が続きます。

空は青空が広がり、申し分のない光景でした。広角15mmで撮影。

帰路

8時半ごろ。景色を十分に楽しんだので下山します。

早朝は十数人しかいなかったこの場所も、ごらんのとおり大勢の人。撮影場所は譲り合い。

みなさま池の前で朝ごはん。ガスコンロでカレー温めてる方もいました。

池を眺めながらの優雅な食事といきたいところですが、草木が邪魔でこの休憩スペースからの眺望はそんなにいいものではありません。

帰りも岩場コースか石段コースを選択することになります。前述のとおり、往路とは逆の岩場コースで下山。駐車場から空車待ちの車列を眺めつつ帰路につきました。

紅葉の見ごろは11月上旬まで続きます。