2020年3月21日、富山駅を境に南北で分かれていた富山ライトレール「富山港線」と富山地方鉄道「富山市内軌道線」が接続、直通運用が始まりました。これを記念して開業当日は「富山駅路面電車南北接続開業記念」の各種イベントが富山市で開催されました。夜の「Celebration Night 」スカイランタンと花火の様子です。
目次
南北接続
JR富山駅は長年地上駅だったため、地上を走る路面電車交差することができず、乗り場は駅の北側と南側(構内)のそれぞれに二か所ありました。北陸新幹線開業後は在来線のホームを徐々に高架化。開放された地上に路面電車の線路を新たに敷設し、富山ライトレール「富山港線」と富山地方鉄道「富山市内軌道線」を接続しました。
富山駅路面電車南北接続開業記念
長年の悲願だった南北統一南北接続を祝して、ラッピングトラムの運行や1日無料で乗り放題、世界各国の料理を扱うグルメブースなど、様々な催し物が開催される予定でした。ところが昨今のコロナウイルス感染拡大を受けて規模を縮小。無料化イベントやグルメイベントなどが中止となりました。
Celebration Night -スカイランタンと花火の夜祭り-
富山城でのスカイランタンやトランペットの演奏は無事に開催。2月、3月の北陸でのイベントが軒並み中止になる中、久々の大規模なイベントです。富山は北陸で唯一感染者が確認されておりません。
富山城址公園へ。このご時世ですが、大勢の来場者。
日中はTOYAMA OUTDOOR PARTYと題して、アウトドアブランドの展示販売やワークショップが開催されていました。夜間だと本当にキャンプのような雰囲気に。
トランペット演奏
富山市出身の杉木峯夫氏指揮で、プロの演奏家と有志100人によるトランペットのコンサートがランタンの前に行われました。
ランタン
ランタンは1つ2,500円(前売り券は2,000円)で販売
火ではなく、LEDと風船を使うタイプ
糸で固定するので、環境にやさしく、火事の心配もありません。
参加者はランタンに思い思いのメッセージを書き入れます。
それぞれ赤や青、緑などカラフルに発光。
打ち上げ
長い富山市長の挨拶のあと、来場者の皆でカウントダウン
ランタンが、ゆっくりと空に上がります
BGMは、さきほどのトランペット奏者による「星に願いを」の生演奏
空が、無数のランタンに覆われました。
その数、数百基はあったかと思われます。
富山城をバックに、圧巻の光景
スカイランタンといえば単色のものが多かったかと思いますが、カラフルなランタンは見ごたえがあります。
参加者からも、「すごい」「きれい」といった声があちこちから聞こえてきました。
花火の打ち上げ
続いて花火の打ち上げ。打ち上げ場所は神通川。カウントダウン花火程度の規模を想定していたのですが、思っていたより大きめの花火が上がりました。せっかくならトラムと一緒に撮影したかったので道路で待機していましたが、花火は5分弱で終了。トラムと撮影することは叶わず。