2015年3月7日、金沢城公園で復元工事が行われていた玉泉院丸庭園と橋爪門の公開が始まりました。
玉泉院丸庭園
開園日は年中無休。開演時間は3月1日~10月15日までは午前7時~午後6時、10月16日~2月末日までは午前8時~午後5時までとなっています。
いもり坂の隣に、玉泉院丸口があります。
加賀藩の2代目藩主前田利長の死後、その正室であった永姫がこの場所に屋敷を構えたことから玉泉院丸と呼ばれるようになりました。玉泉院丸は歴代藩主が京都から庭師を招いて少しづつ改修されており、江戸時代末期の玉泉院丸庭園を今回復元しました。
整備前は石川県体育館がこの場所にありました。2008年に解体され、復元のための調査が開始。2015年に完成となりました。
休憩所へ
トイレ
休憩所内部
ボランティアのガイドさんが、詳しい説明をしてくださいます。
この休憩所からの眺め。高低差があって見応えがあります。
重要文化財である三十間長屋。
中島の周りを取り囲む池が特徴的な、池泉回遊式庭園です。
中島には渡れないようになっています。
玉泉院丸庭園の概要
復元工事の様子
休憩所「玉泉庵」へ
抹茶と、和菓子が提供されます。720円。
抹茶と、和菓子。こちらは「春の宴」
ここから見る景色もなかなかです。
ガラスの透明度が高く、意識していないとぶつかりそうになります。
この施設、茶会や貸し切りイベントなどでも使用されるとのこと
天井には前田家の家紋
庭園を散策します。
船小屋。和船は池の管理や、和楽器の演奏イベントなどで使用されるそうです
この場所には、江戸時代前期から井戸があったそうです。
雪吊りはまだ残っています。
檀越の滝。二の丸を取ってきた辰巳用水の水が、地中の水路を経てこの滝に流れ込んでいました。
坪野石をつかった石垣
色紙短冊積石垣。
唐傘
いもり坂からの眺め
大勢の観光客が来場し、新しい観光名所を楽しみました。
ライトアップは3月13日より始まります。
橋爪門
石川門、河北門と並んで「金沢城三御門」と呼ばれていた「橋爪門」の復元工事も完了しました。
こちらは2年前に撮影した工事中の様子
橋爪門続櫓
橋爪一の門
復元された橋爪二の門
番所