津幡町にある「旭山工業団地」。そこに「新幹線の見える丘公園」というその名の通り北陸新幹線の車両を見ることができる公園があります。ブランコや滑り台などの遊具は無く、ただ東屋があるのみ。ここを除けば新幹線の撮影ポイントは高架沿いのビルや津幡のトンネル斜面、松任AIM立体駐車場、金沢駅西口時計駐車場、墓地など限られます。石川県内新幹線撮影スポット一覧はこちらから。
2015年3月4日、北陸新幹線開業10日前にリニューアルオープンしました。
場所は 旭山工業団地の真ん中。
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公園全体。旭山工業団地は団地全体が丘になっており、新幹線高架より高い位置にあります。津幡町ではこの立地に着目して、新幹線が見える公園として駐車場10台分やトイレを整備しました。
澁谷工業の子会社、シブヤマシナリーの津幡工場が向かいにあります。カーナビに住所などを入力する際はこの工場を目的地にするといいでしょう。当然ですが、各工場の駐車場は利用しないで下さい。
公園には駐車場が10台分用意されています。
満車の場合、ここから200メートルほど丘を登った工業団地の一角に、数十台分の臨時駐車場が用意されています。
よくテレビにも取り上げられるので、休日には大賑わい。工業地帯なので、トラックが通ります。路駐はお控え下さい。
リニューアルオープンで、トイレが設置されました。
公園入口
リニューアル前の公園の様子。
北陸新幹線W7系・E7系 新幹線の見える丘公園。2014年7月ごろまでは「旭山工業団地2号公園」という名前でした。
自販機とゴミ箱。
階段を上って公園へ。車いすの方が登れそうなスロープは特にありませんのでご注意下さい。
公園内へ。奥がビュースポットです。
まだ芝生の養生中。
そのため一部立ち入りできません。
旭山ポッコリ塚跡
高架沿いには、大きめのフェンス。
フェンス中央に、撮影用の穴が空いています。
他の北陸新幹線撮影ポイントだと、子供には危険な有刺鉄線があったり足場が悪かったりしますが、ここは勿論そんなことはありません。子ども連れでも安全に新幹線を見ることができます。フェンスを乗り越えないようにだけご注意下さい。
開業前の休日に撮影。大勢の家族連れで賑わっていました。ここはテレビや新聞などで何度も取り上げられるスポットなので、撮り鉄さんより一般客の割合が圧倒的に多い印象。鉄道ファンはもっとマニアックな場所で撮影しています。
PHOTO SPOT
リニューアル前にはこのようなフェンスはありませんでした。撮影可能な位置も手前に引き下げられています。安全のためには仕方がありません。
公園から金沢駅方向を見てみます。
明神トンネル(2,880m)が見えます。この先はいくつかのスノーシェルターを通って梅田横取基地を通過し、金沢駅へ。明神トンネルからの上り列車を撮影すると、12号車が尻切れになります。この写真で焦点距離70mmです。
富山・東京方向
杉瀬トンネル(378m)が1キロメートル先に見えます。E7・W7系の1編成の全体が撮影できます。この写真で焦点距離70mm。
運転席展望映像を見る限り、この場所を通過する時点で上り列車(富山・東京行き)はほぼ最高速度に近い速度が出ていますが、下り列車(金沢行き)はすでに金沢駅に向けて減速を始めています。それでも200km以上出ていると思われますので早さは十分に楽しめます。
こちらのほうが広々と見渡せるので、人気のようです。ただし上り列車はケツ追い写真に、下り列車はフェンスがかぶります。
公園から見渡せる1.3kmの区間を、20秒かけて新幹線が通過します。
東屋。座りながら杉瀬トンネル側の列車を眺められます。
真正面は丘が死角になっており、車両はよく見えません。
この丘から北陸新幹線の明神トンネル~杉瀬トンネル間約1.3kmが見渡せます。
この場所から新幹線が見える時間。上り列車は金沢駅出発時刻+5分。下り列車は金沢駅到着時刻-8分の計算です。時間はあくまで目安です。新倶利伽羅トンネルから新幹線の見える丘公園までおよそ1分なので、他の津幡町撮影ポイントでも使えそうです。臨時列車のダイヤやつるぎ送り込み回送列車は考慮されていません。1日に「かがやき」「はくたか」「つるぎ」が43往復します。
富山東京方向には「I Love つばた」のイルミネーションが。
下り列車(金沢行き)の窓側E席から、この看板が見れそうです。新幹線車内から確認される方は、富山県の新倶利伽羅トンネル、岩崎トンネル、宮谷トンネル、杉瀬トンネルの順で抜けた先にこの公園があります。覚えておいて下さい。
実際に新幹線の車内から撮影した新幹線の見える丘公園。この区間、トンネルが連続します。このあたりの地形やトンネルの長さを把握してないと、車内から公園を探し出すのは難しいです。