石川県立図書館(百万石ビブリオバウム) で本を読んできました

2022年7月16日、石川県立図書館が小立野の旧金沢大学工学部跡地に移転し、新たにリニューアルオープンしました。「百万石ビブリオバウム」という愛称や、美しい建物のデザインが話題になっています。夏休み中ということで、連日大学生らが勉学に励んでいる様子も見られます。建屋の様子を紹介します。

駐車場は3時間まで無料。館内で3時間無料の手続きをする必要があります。

開業した直後ということもあって、駐車場は警備員が誘導しています。

図書館に入ります。ちなみに隣では金沢美術工芸大学の新しいキャンパスを建造中。

館内案内図。カフェや研修室なども併設されています。受付がありますが、図書館ですので特に手続き不要で本を読むことができます。本を借りなければ、利用者カードの作成は不要。

建物は4階建て

館内へ

広大な吹き抜けに、見渡す限りの本棚。

まるで円形劇場のような作りで、吹き抜けを取り囲むように本棚と座席か並んでいます。大英博物館図書室を思わせる作りです

東西南北を表す案内と床の藍色を合わせて、加賀五彩を表現

中央のエリアには「好奇心を抱く」「子供を育てる」など12のテーマごとに本を配置。目的ごとに本を探しやすい作りになっています。

開架冊数は約30万冊、収納能力は200万冊で、今後の収集を見込んでいます。

館内はエレベータ、エスカレータのほか、緩やかなスロープでもつながっており、車いすやベビーカーでも問題なく利用できます。

本を読む座席も工夫を凝らしており、勉強机のような一般的な座席から、個室のようなもの、個性的な椅子までさまざま。全部で約5百席あります。PCを広げられるようなコンセント付きの座席はすぐに埋まります。なお、Wi-Fiは無料。

夏休み期間中だったのか、大学生が多い印象。近くには金大や金美など大学があります。

3Dプリンターが用意されたワークスペースや、キッチン付きのイベントスペースなどもあり、今後さまざまなワークショップが開催されるでしょう。また、特徴的な建物なので、一眼レフカメラを持って写真を撮る目的の方もいらっしゃいました。撮影は可能。

以前当サイトの画像を提供した北陸新幹線の雑誌も並んでいました。

図書館の本は古いものばかりというイメージだったのですが、最新の技術書もそろっています。

端末で本を探してみます。エリアが書かれたコードが表示され、目的の本を探します。

お目当ての本が見つかりました。自分で買うにはちょっと高い本が、気軽に読むことができ、とても助かります。貸し出しには利用者カードを作成する必要があります。