久しぶりの光景です。2015年3月に開業した北陸新幹線、車両の増産が4月末に発表されました。現在E7系17編成、W7系10編成の計27編成で運用していますが、JR東日本のE7系F11編成が総合車両製作所、JR西日本のW7系W11編成が日立製作所笠戸事業所で追加で製造されました。
2015年8月29日、金沢港にW7系W11編成が到着し、車両が陸揚げされたので、その様子です。

金沢港 無量寺埠頭へ。

安芸丸という貨物船が接岸していました。

戸水埠頭には残りの2隻が待機。2隻に2両づつ車両が積み込まれており、1日に6両陸揚げします。W7系は全部で12両編成、2日後の8月31日に残りの3隻がやってくるものと思われます。

朝7時半ごろから作業が始まりました。こちらは台車をおろしています。

以前W1編成からW10編成までを陸揚げしたクレーンは撤去されていますので、別のクレーンが変わりに来ています。

埠頭にはトレーラーが並んでいます。

9時過ぎ、新幹線車両が姿を現しました。

10号車です。

新幹線の陸揚げは、2014年11月のW7系W10編成以来。

2台のクレーンを使用し、車両を持ち上げます。

クレーンが異なる為か、去年とは違ったおろし方。

去年までは、車両と船は平行を保ったまま陸揚げされてましたが、空中で向きを変えました。

クレーンの間に車両を通します。

クレーンの連携が難しそうです。

クレーンを挟んで船の反対側にトレーラが待機

連結部分にはブルーシートがかかっています。このあたりは、去年の日立と同じ。

日立物流の青色のトレーラーです。



HITACHI

車両が降ろされました。

次の車両の陸揚げの為、移動します。

今まで通りであればこの10号車も今夜陸送です。


続いて11号車グリーン車

今日中に7号車~12号車まで陸揚げされます。

陸送は、今夜から3両ずつ4日間行われるものと思われます。

W11編成とF18編成は今年の秋から運用が始まるそうです。E2系N編成で運行するあさまをE7系/W7系に置き換えることが目的だそうですが、当然この編成もかがやきやはくたか、つるぎの運用に入るでしょう。
