金沢市で中古車の買取・販売・解体を行う会宝産業の夏祭りが8月4日に開催されました。カブトムシ、クワガタをプレゼント!という企画やザリガニ釣り、そしてなんと本物の車を大型の重機で解体する「車解体ショー」が催されました。夏休み真っ最中の日曜ということもあり、大勢の親子が訪れている様子をレポートです。
金沢市蚊爪にある会宝産業株式会社さん。中古車・下取り車買取査定、廃車手続、中古自動車部品販売を行う企業です。駐車場も周辺に用意されていますが、大勢の来場者がいるらしく道路で駐車場の空きを待つ車列ができることもありました。
イベント会場は会社の敷地や工場・倉庫内です。今回で3度目の開催だそうですが、大賑わいです。
受付、アンケートを記入します。
縁日で使えるクーポン券がいただけました。
工場内へ進みます。解体ショーは3回開催されますが、ショーの開始前10分前でこの大行列。時間になると解体する工場側のシャッターが開き入場できるようになります。前の方に行かないと見づらいので確実に見たい方は早めに並ぶといいでしょう。もしくはお子さんを肩車してあげてください。
待機列がある工場には車のエンジンと思われる部品がずらりと並んでいます。
色分けされ車の裏の構造を説明してくださいました。
これから解体ショーが始まりますが、その解体後の車の成れの果てのサンプル
回体験場ではコマツのPC200が待機しています。
ご覧のように大勢のお客さんが見ています。
社員さんの司会でショーがスタート。
まずこの重機のパワーを確認してもらうということで、ワンボックスカーと綱引きをしてみます。宛らフジテレビのほこたてのようですが重機のパワーの圧勝で勝負になりません。PC200はキャタピラを動かさずアームで引っ張っているだけですがワンボックスカーは全く進めずタイヤがキュルキュルとものすごい音を立てていました。
そして今回解体ショーで使われる車が運ばれてきました。日産キューブです。
そして解体ショーのスタートです。車のエアバッグがついたままでは解体中に爆発する可能性があるということで、事前にエアバッグを動作させてしまいます。会場のちびっこたち3人に爆破スイッチを押してもらい、このようにエアバッグを破裂させました。
まず解体しやすい場所に運びます。なんと軽々この車を持ち上げます。会場からはおおーと歓声が上がります。会宝リサイくるまつり」は「リサイクル」と「車釣り」をかけてますが文字通り車を釣り上げています。
ものの数十秒であっという間にクチャグチャに。パーツをばらしてリサイクルしやすいよう分別していきます。
このパーツ、中にプラチナ4グラムが入っているのでこういった部品も回収します。
重機から伸びている足で車を押さえつけて、見事にバラバラに。
奥の大型プレス機に車体を放り込みます。
出来上がったのがこちら。随分コンパクトになりました。このかたまりの重さ当てクイズなども行われます。ものの10分程度で車を解体していきます。会宝産業では1日に50台、1年に1万3000台の車を解体するそうです。
来年からは解体ショーのほかに、廃車になった車でピタゴラスイッチをやって見ることを企画しているらしく、今年試しに作ってみた装置のお披露目も行われました。なんとも楽しい会社です。
タイヤで囲まれたここからスタート。会場のちびっ子の中から選ばれた子がスタートさせます。
車数台をつないでいます。
会場の観客たちも固唾を飲んで見守ります。
写真では伝えにくいのですが、車をぶつけて動力を伝え、フォークリフトを動作さえ車を抑え・・と続いて行きます。
トラックから転がったドラム缶が点火スイッチを押し、最後に紙吹雪が舞い上がりました。成功です。
重機と記念撮影。
解体工場外では縁日が開かれています。
ザリガニ釣り
氷
廃タイヤを用いたタイヤボーリング。
別会場。会宝産業のシンボルにもなってるこのモニュメント。
チャリティーオークションや子供のかえっこバザールなどが開催されています。
今回のイベントとは別ですが、すぐ隣りの石川森林文化ホールでは木工制作のイベントが行われていました。