7月27日(金)~8月25日(土)、金沢21世紀美術館で「言葉の魔法展」が開催中です。ジブリ作品の資料とともに、スタジオジブリプロデューサー「鈴木敏夫」の手書きによる題字、キャッチコピー、キャラクターデザイン、いたずら書き、筆による書き下ろなど、鈴木敏夫の多岐にわたる作品が展示されています。
掲載している写真には撮影禁止の作品も含まれていますが、撮影許可を頂いております。
「言葉の魔法展」が開催されるのは金沢21世紀美術館。先週までは名古屋で開催されていました。去年は広島で開催されており、全国を巡回しています。
会場は1Fの市民ギャラリーA。入場料は一般1,200円、中高生800円、小学生600円です。主催:北陸中日新聞、テレビ金沢。
鈴木プロデューサー本人を招いて、テープカットで展示がスタートしました。「ジブリが金澤へやって来た」のキャッチコピーが描かれたイラストは、今回の展示に合わせて鈴木プロデューサーが描き下ろした前田利家のイラストです。横には小さく織田信長が「だらんねぇけ~」と金沢弁をつぶやいています。
鈴木プロデューサーはジブリの作品に多数関わるプロデューサー。アニメージュの編集時代に宮崎駿監督らと出会い、現在スタジオジブリの代表取締役プロデューサーを努めています。
ギャラリー内を見て回ります。
スタジオジブリ作品に登場する有名なセリフを、筆を使った手書きの言葉によって表現しています。
ジブリ作品だけでなく、樋口真嗣監督作品や、宮崎駿監督が尊敬する堀田善衛作品の書もあります。
ニコニコ超会議のイベントで披露した巨大なススワタリ。
7章に分けて、鈴木プロデューサーの軌跡をたどります。
少年期~青年期の、当時の思い出の品が昭和レトロな雰囲気で展示されています。
当時は漫画や小説に夢中、こうして鈴木プロデューサーの想像力は育まれていきます。
アニメージュの当時創刊まで3週間を切った時期に、メンバーとして加わります。高畑勲や宮崎駿とはアニメージュ編集時代に出会い、ナウシカの連載時に担当編集となります。
当時のアニメージュが展示されていました。うる星やつらやマクロス、王立宇宙軍といった懐かしい作品が表紙です。
少年時代は毎週のように映画を見に通った鈴木プロデューサー。後に日本有数の映画プロデューサーとなります。
「バルス」、「飛べない豚はただの豚だ」など、有名なセリフとともにジブリのイラストが展示されています。
このゾーンは写真撮影が可能です。
ジブリ関係の展示に移ります。
魔女の宅急便以降、ジブリのプロデューサーとして作品に関わり始めます。
ここでは、貴重なジブリ関連の資料を多数展示。
当時の映画の題字やキャッチコピー、ボディコピーなどの表現を紹介。
トトロや千と千尋の神隠しの、ポスター原案が飾られています。
タイトルロゴも鈴木プロデューサーの仕事です。
風立ちぬの背景にも、鈴木プロデューサーの書が登場します。
関連企業向け資料
また、このコーナーでは宮崎駿監督の短編アニメーション「ユキの太陽」パイロットフィルムが上映されていましたが、そちらは内覧会でも撮影禁止でした。
この展示、作品の数は700点にも及びます。
直筆の書やイラストが360度飾られたコーナー。鈴木敏夫の頭の中をイメージしたドームです。
「弁当忘れても傘忘れるな」金沢ならではの作品も。
この日、壁に直接書いたであろうイラストがありました。
「千と千尋の神隠し」に登場する湯屋の精密模型。撮影が可能です。
日清製粉の猫のキャラクター「コニャラ」。こちらは触れます。
最後にお土産コーナー
「バルス」が書かれた各種グッズやぬいぐるみなど、このイベント限定品を販売してます。
8月25日(土)まで毎日開催してます。