アートアクアリウム展 金沢21世紀美術館 会場の様子

2016年9月16日(金)から10月14日(金)、石川県金沢市の金沢21世紀美術館(まるびぃ)にて「アートアクアリウム展〜金沢・金魚の密〜」が開催中です。アートとアクアリウムを融合した作品が多数展示されています。10年前から全国各地で開催され人気を博しているアートアクアリウムが、北陸で初の開催となりました。会場の展示物や混雑状態をレポートです。

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金沢21世紀美術館へ

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ちなみに屋外では9月16日~17日、石川高専の学生によるインタラクティブプロジェクションマッピング作品の実演も行われています。

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アートアクアリウムが開催されるのは21世紀美術館内の「市民ギャラリーA」。入場料は大人1,200円、中学生以下600円。21美の常設展示のチケットは不要です。時間は午前10時から午後6時まで(金・土は午後8時まで)

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チケットを提示してチラシを受け取ります。日中は列ができていたようですが、初日の午後5時半ごろの来場では待ち時間は0分でした。

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来場者は女性が多めな印象。

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会場を進みます。まずは「テマリウム」。手毬をモチーフとした作品。

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それぞれの作品の中に、生きた金魚が泳いでいます。会場全体でおよそ5,000匹もの金魚がいるとのこと。

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なお作品の写真撮影は問題ありません。ただし三脚やフラッシュ、自撮り棒の使用は禁止されています。会場は暗いので、高感度の撮影に対応したカメラか明るいレンズがあればいいでしょう。

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「カレイドリウム3-D」。正六角形の水槽の側面に、三角形のレンズが埋め込まれており、中をのぞくと万華鏡のように幾何学模様が現れます。

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「リンパリウム」。襖をモチーフとした幅3.6m、高さ1.8メートルのインタラクティブ映像系の作品。センサーで金魚の位置を認識し、泳いだ後に模様を描いています。

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襖の絵も自由に変わり続けます。

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京友禅。他所ではキモノリウムとして展示されているであろう着物ですが、こちらでは着物のみの展示。

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ボンボリウム。雪洞をイメージした作品です。

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それぞれの雪洞が様々な色になり、金魚がぼんやりと照らし出されます。

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アクリル加工技術の高さを誇示するプリズム系作品。

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リフレクトリウム。凹レンズや凸レンズを組み合わせ、金魚が多く見えたり小さく見えたりする様子を楽しみます。

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パラドックスリウム。垂直に見える面が一切無い特殊な構造をした作品。

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ギヤマンリウム。複数の横のプリズム効果で、金魚が断面的に見えます。

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プリズリウム。巨大な12面体のアクアリウムです。

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「花魁」。このアートアクアリウム金沢でメインの展示物となる作品です。

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1.5メートル四方の巨大な金魚鉢に、約1000匹もの金魚が泳いでいます。

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金魚鉢が様々な色に変化します。

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ちなみに現在東京の日本橋で開催中のアートアクアリウム東京では、この「花魁」の進化形である「超・花魁」が展示されており目玉コンテンツとなっています。そちらは金魚が3000匹も泳いでいるとのこと。

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その金魚鉢を囲むように、いくつかの水槽にそれぞれ種類が異なる金魚が泳いでいます。

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「金魚品評」という作品。水の塊を取り出して金魚を見ているかのように感じさせる作品です。

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元々金魚は上から鑑賞するものだったので、その当時をイメージしたものです。

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これまで開催されてきたアートアクアリウム展のポスターが並んでいます。

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今年でアートアクアリウム誕生10周年。これまでの歩み。

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「フラワーフラワーアクアリウム」。フラワーアレンジメントとコラボした作品。

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「ビョウブリウム2」。片岡鶴太郎さんとコラボした作品です。

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屏風型の水槽にプロジェクションマッピングで四季をイメージした映像を投影します。金魚の影が重なって作品が完成します。

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新江戸金魚飾り。江戸時代に楽しまれた横から眺める木枠の水槽を、多面体の水槽として現代によみがえらせた作品です。

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以上で全作品となります。混雑してなければ30分ほどで見て回れるでしょう。

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