北陸新幹線W7系のW5編成が金沢港陸揚げ

4編成目W3編成の陸揚げから1月半、北陸新幹線W7系W5編成の陸揚げ作業が7月27日(日)に行われました。前日26日に神戸港からやってきた貨物船が金沢港に入港し、27日早朝8時より陸揚げ作業を行いました。本日陸揚げした車両は、28日真夜中の午前1時半から10号車~12号車、以降1日3両づつ4日間かけて陸送されるものと思われます。

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11時頃、 7号車~10号車までの4両がすでに並んでいました。

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金沢港には夏休みということもあって、ちびっこ達が大勢新幹線を見に来ていました。柵を越えようとするので関係ないこっちまでヒヤヒヤします。立入禁止の柵は最近県内でもチラホラ見るようになってきた「かがやき」のタイプ。

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本日深夜陸送されるのは10号車~12号車。明日陸送する車両は、輸送用の台車が足りないのでこのように台の上に仮置きしています。

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車輪は車体とは別に別途トラックで白山総合車両基地まで運びます。

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すべての部品を陸揚げし、作業員さんが貨物船から降りてきます。

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神戸港から車両を運んできた「おおくに丸」が無量寺埠頭を離れて行きました。1隻の貨物船に新幹線を2両づつのせて金沢港に運んできます。北陸新幹線の輸送は、1日に3隻の貨物船がやってきて合計6両の新幹線を陸揚げします。1~6号車は2日後にまた別の船が運んできます。1~6号車を陸揚げするまでに、港に並んだ7~12号車を白山総合車両基地まで陸送します。

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すぐに戸水埠頭で待機していた新大誠が無量寺埠頭にやってきました。

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てきぱきと接岸作業を進めていきます。

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接岸しハッチを開いたところで、作業員さんたちはお昼休憩に入りました。

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午後1時、作業が再開します。船に作業員が乗り込んでいきます。

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まずはグリーン車11号車から。

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クレーン2台を使って重さ30トンもある車体を釣り上げます。

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W5編成は川崎重工の兵庫工場で生産されたものです。

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一旦、2台のトラックにおろしてトレーラーで運搬するための機材の取り付けを行うみたいです。ちなみこの辺の構造は船員さんのブログでで紹介されています(W1編成のもの)

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再び車体を持ち上げてトレーラーへ。

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トレーラーにつなぎました。

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次の12号車陸揚げ作業のため、移動します。

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午後2時過ぎ、12号車が姿を表しました。

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車両の向きに規則性が無いので、ここからだと頭が反対向きに。

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グランクラスは18人乗り=6列×3人なので窓が6つ。

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移動して撮影

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フロントガラスにはW5の文字。W7系は10編成搬入しますので、あと半分。試験走行が8月から始まりますが、このW5編成も8月中に試験走行を行うのでしょうか。

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1~6号車の陸揚げは火曜日だと思われます。W6編成も川崎重工で製造中で、8月~9月頃に次の陸揚げ・陸送がありそうです。現在のペースではE7系F17編成とW7系W10編成が完成するのは来年以降になりそうですが、「あさま」はしばらくE2系とE7・W7で運行して、完成次第徐々に置き換えていくのでしょうか。

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ちなみに5編成目を搬入すると、現在W1~W4編成を格納している検修庫(整備工場)が埋まります。6編成目が来ると発着収容線庫(車庫)にあふれた1編成が常にある状態になり、外から新幹線を確認できるようになります(試験走行のため別の駅にいるかもしれませんが)。

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