金沢湯涌温泉 氷室の仕込み

毎年1月の最終日曜日に湯涌温泉では“氷室の仕込み”が行われます。今年は1月26日に行われ、29回目を迎えました。
その様子をレポートです。

イベントポスターと当日のスケジュールです。10時より開会、お清めの儀の開始。
駐車場は金沢湯涌みどりの里の駐車場などが利用できます。10時を過ぎると満車になる可能性がありますが、路駐などで補っていました。
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こちらが氷室。玉泉湖奥にあります。外から見ると小さめですが、中は幅3メートル,奥行き4メートル,深さ2.5メートルで中はかなり広いです。
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本行事は江戸時代加賀藩主が徳川将軍家に夏の間、雪氷を献上するために氷室小屋に雪を詰め保存することから始まったとされています。
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午前10時過ぎ、お清めの儀の開始です。
氷室=湯涌温泉というイメージがありますが、五代藩主綱紀公の頃は金沢市内に多くの氷室が設けられ、夏貴重な氷は献上品としてではなく一般市民も氷を食す事が許されていました。
無病息災を願い儀式が執り行われます。
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たくさんの方々が見守っておられます。
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ちょうど雨から雪にかわり気温がかなり低くなっているため傘や上着など濡れても良い格好が必須です。
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いよいよ仕込みの開始です。
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取材カメラや新聞社など多くの記者がカメラを向けています。
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スノーダンプで仕込みます。
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献上品として扱われていた氷ですが、元々夏であれば貴重なものだっため庶民の手の届くものではないとされ、氷の代わりに麦で作った「氷室饅頭」を食べて無病息災を願う習慣と移り変わっていったそうです。
やがて氷室は段々と使われなくなり、昭和30年頃には氷室の仕込み自体が途絶えてしまいました。

しかし昭和61年、湯涌温泉観光協会は金沢市の協力のもと、氷室の復元、復活に努め本行事が再び行われることとなり、今年で29回目となります。
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仕込みは誰でも参加できます。お子さん連れの方や夫婦の方々がスノーダンプで仕込みます。
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しかし今年は雪があまり降らず量が少ないため、一人当たりの仕込める量は少なめです。
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元々ある程度仕込まれていましたが、次々と雪が仕込まれていきます。

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100人以上の方々が列をなし仕込みの順番待ちをしていました。
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湯涌総湯前広場では、氷室饅頭の販売や、100円のめった汁など物販が行われており、冷え切った体を温める事ができます。
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仕込まれた雪を取り出す行事「氷室開き」は6月29日に執り行われます。