しいのき迎賓館広坂緑地にて、金沢を「工芸」と「ファッション」で彩るイベント「おしゃれメッセ」の一環として「プロジェクションマッピング」を用いた映像作品の上映が10月11日と12日に開催中です。プロジェクションマッピングとは立体的な物体の表面に映像を投影する技術で、東京駅やUSJで大規模なイベントが開催され話題になったものです。今回しいのき迎賓館は東京駅のイベントを手がけたラディックスが担当します。11日の様子をレポートです。
上映時間は19時30分、19時50分、20時10分、20時30分、20時50分の5回、1回の上映時間はおよそ8分です。この他18時40分から関係者を集めた先行上映も開催されました。なお、おしゃれメッセのイベントはプロジェクションマッピング以外にもファッションショーやかなざわクラフトマルシェなど様々な催し物が予定されています。
イベント開始前。レセプションの準備や投影準備が進められていました。普段はガラス張りのしいのき迎賓館も、カーテンが降ろされています。
暗くなってくると、テスト投影が始まりました。ガラス1枚1枚に対して番号を割り振り、位置の調整が行われているようです。
映像は3台の大型プロジェクターで投影します。中央のテントに機材一式が入っています。
投影機材。雨から守るためにビニールなどが貼られていますが、上映が始まると雨は止みました。
色などの調整も行っています。左下に映るレセプション会場では、馳浩議員や山野市長など関係者をあつめて挨拶が行われていました。
18時40分、関係者ら向けに先行上映が行われました。なお先に会場に来ていた一般客も見ることが出来ました。動画はこちらから。
第1回目の上映10分前。大勢の観客が集まってきています。平日ですが周辺の駐車場は埋まり混雑しました。
「あたらしい金沢はじまる」の北陸新幹線のCMでスタート。以下、写真でレポート。5回+先行上映の投影はすべて同じ内容です。
窓の形にあわせて光が這う演出で本編が始まります。かっこいい音楽とともに金沢名物の金箔が舞い降ります。
ラインで何かの模様が現れました。
一瞬で色がつき、加賀友禅であることがわかります。
会場は混雑していましたが、映像はどの位置からでもしっかりと見えるようになっています。
ピアノ演奏
加賀藩の家紋が入った提灯
加賀友禅をあしらった扇子
加賀蹴鞠が跳ねます
芸者さん
障子がスライドし部屋が現れる演出も。
しいのき迎賓館全体をことに見立て、金沢駅の発車メロディを演奏します。
梅の木でしょうか
今まで登場した工芸品が一気に流れフィナーレを飾ります。
金沢らしさを存分に出した迫力ある映像でした。
月見光路 -つきみこうろ-
同じくしいのき迎賓館にて、金沢工業大学の学生らによる光のオブジェクトを扱った毎年恒例のイベント月見光路も同時開催中です。
金沢市役所前
触れると色が変わるオブジェクト。プロジェクションマッピングを目当てに訪れた人たちも、興味津々で触ります。
石浦神社。ここにもオブジェはあります。
つきみBAR。お酒を提供していました。
広坂通りもこのように。
月見光路は13日の夜まで開催しています。